ARIA The NATURAL

ARIA The NATURALとは、2006年4月からテレビ東京を皮切りにテレビ大阪・テレビ愛知およびAT-Xで放送された、アニメ「ARIA」シリーズの第二期である。

概要

監督	佐藤順一
シリーズ 構成	佐藤順一
音楽	Choro Club feat. Senoo
制作	ハルフィルムメーカー
製作	ARIAカンパニー
話数	26話

ARIA The NATURALは2クール枠（全26話）で放映された。

原作は、月刊コミックブレイドで連載された天野こずえの漫画「ARIA」。

本作は好評のうちに終了したARIA The ANIMATIONの続編であり、ほぼ原作に沿って作られた。
ARIA The NATURALでは、原作の第2巻から第10巻まで幅広い話をカヴァーしている。26話ということで第一期で取り上げられなかったケットシーの話や各キャラクターの話、藍華・アル話などが取り上げられている。

ニコニコ動画では、どちらかといえば楽曲集、曲を使ったMAD作品が多くあげられた。ARIA The NATURALの映像に特化した作品は多くない。

音楽

オープニングテーマ曲は牧野由依の「ユーフォリア」（オリコン初登場18位）。

「ユーフォリア」が第1話から第15話まで使用された後、第16、17話で後述の「ウンディーネ」が用いられた。その後、再び「ユーフォリア」が第18話から最終話である第26話まで使用された。

第16、17話のオープニングテーマ曲に採用された「ウンディーネ」も「ユーフォリア」と同じく牧野由依の楽曲で、これは前作ARIA The ANIMATIONのオープニングテーマ曲である （オリコン最高25位）。

エンディングテーマ曲は第1話から第15話までROUND TABLE featuring Ninoの「夏待ち」（オリコン初登場23位）。続く第16話から第25話までは、ARIAシリーズのヒロイン・水無灯里役の葉月絵理乃が歌う「Smile Again」が採用された。

最終話である第26話では、第一期のエンディングテーマであったROUND TABLE featuring Ninoの「Rainbow」が使用され、スタッフロールとともにフルコーラスで流れた。

各話紹介

#1 その カーニバルの出逢いは… アイが訪れ一緒にネオ・ヴェネツィアのカーニバルを楽しむ。 原作「謝肉祭」（ARIA単行本第2巻）。猫の王様ケット・シーが初登場。	#2 その 宝物をさがして… 小さな扉の中に入っていた宝の地図を参考に、宝探しをはじめる。 原作「街の宝物」（ARIA単行本第9巻）「影追い」（ARIA単行本第5巻）。
#3 その 流星群の夜に… アルくん・藍華話。 原作「流星群の夜」（ARIA単行本第5巻）。	#4 その ネオ・ヴェネツィア色の心は… 灯里が郵便屋さんのお手伝いをする。 原作「郵便屋さん」（ARIA単行本第5巻）。
#5A その 雨の日の素敵は… 日本の文化村を訪れたARIAカンパニー一行とアリシア。そこでお狐様の話を聞く。 原作「お天気雨」（ARIA単行本第1巻）。	#5B その 春にみつけたものは… ピクニックに出かけるARIAカンパニー一行だが、途中、道を失う。 原作「満開の森の桜の下」（ARIA単行本第3巻）。
#6 その 鏡にうつる笑顔は… 会社の同僚と距離を置くアリスをアテナが優しく諭す。原作「鏡」（ARIA単行本第7巻）。 ―鏡が自分の姿を映すように　人もまた自分の心を映すのよ	#7 その 猫たちの王国へ… ケット・シー話。アリア社長を追って不思議な空間に迷い込む灯里とアリス。 原作「猫の王国」（AQUA単行本第1巻）。
#8 その ボッコロの日は… 暁がアリシアに渡すためのバラを灯里と買う。 原作「ボッコロの日」（ARIA単行本第3巻）。	#9 その 素顔の星たちは… 停電になるので、アリシアさんがアリアカンパニーにお泊まりにくることに。 原作「停電」（ARIA単行本第7巻）。
#10 その あたたかな街と人々と… いろいろな人と知り合いになっている灯里を不思議に思う藍華とアリス。二人は灯里を尾行することに。 原作「ヴァポレット」（ARIA単行本第7巻）。	#11 その 大切な輝きに… 灯里に仕事の指名が入る。 原作「ヴェネツィアンガラス」（ARIA単行本第6巻）。
#12A その 逃げ水を追って… 地味にアリスのスク水がおがめる。とても暑い日に買い物に出る灯里と社長。 原作「逃げ水」（ARIA単行本第4巻）。ケット・シー回。	#12B その夜光鈴の光は… 夜光鈴の市で夜光鈴を買う灯里。  原作「夜光鈴」（AQUA単行本第2巻）。
#13 その でっかい自分ルールを… アテナのカンツォーネ「コッコロ」登場。― 今日の自分ルールは家まで影を踏んで帰る（ｷﾘｯ 原作「自分ルール」（単行本第9巻）。	#14 そのいちばん新しい想い出に… 灯里が古くなったARIAカンパニーの彩色パリーナを補修がてら、新しく作ることに。 原作「パリーナ」（ARIA単行本第9巻）。
#15 その 広い輪っかの中で… 晃、暁らが子供の頃出会っていたことを知り、出会いの摩訶不思議に感じ入りつつ、疎外感を感じる灯里に晃がすでに灯里も出会いの輪の中にいると諭す。 原作「幼なじみ」（ARIA単行本第9巻）。	#16 そのゴンドラとの別れは… 灯里のゴンドラが傷み、新しいものを作ることになる。 原作「ゴンドラ」（ARIA単行本第8巻）。回想で前期で描かれなかった灯里のペア時代、昇格試験の様子が描かれる。
#17 その 雨降る夜が明ければ… 前回の続き。ゴンドラと別れる前夜、アリシアと灯里がゴンドラとの別れを惜しむ。 原作「ゴンドラ」（ARIA単行本第8巻）。	#18 その 新しい自分に… 藍華が、アリシアに憧れて伸ばしていた髪を焦がしてしまう。落ち込む藍華を晃が叱りつける。 原作「春の女神」（ARIA単行本第7巻）。
#19A その 泣き虫さんったら… ― あのね、プリンが悪いの 風邪の静養に飽いた藍華は自分抜きで練習する灯里たちを見て不安になる。 原作「風邪とプリン」（AQUA単行本第2巻）。	#19B その 乙女心ってば… ― あのね、ヘアピンが悪いの 新しい髪形をアルに見せたくなって気もそぞろな藍華。原作「髪とヘアピンと私」（ARIA単行本第7巻）。挿入歌「髪とヘアピンと私」が流れる。
#20 その 影のない招くものは… ARIAでは珍しくホラー色が強い話。 原作「墓地の島」（ARIA単行本第8巻）。ケット・シー回。	#21 その 銀河鉄道の夜に… 灯里のところに、銀河鉄道への招待切符が。 原作「銀河鉄道の夜」（ARIA単行本第6巻）。ケット・シー回。
#22A その ふしぎワールドで… アリア社長がパラレルワールドを探して登場人物の性別が入れ替わった世界に入り込む。 原作「パラレルワールド」（ARIA単行本第6巻）。	#22B その アクアを守る者よ… 出雲暁の子供のころの話。 原作「人造人間」（ARIA単行本第7巻）。
#23 その 海と恋と想いと… 海との結婚をモチーフにしたオリジナル回（原作の「海との結婚」とはストーリーの関係はない）。	#24 その 明日のウンディーネに… 自分への陰口を知りながら毅然とする晃を見、後輩3人組はプリマへの思いを新たにする。 原作「プリマ・ドンナ」（ARIA単行本第9巻）。
#25 その 出逢いの結晶は… 後輩3人組が先輩や友人たちを船上パーティーでもてなす。 原作「レデントーレ」（ARIA単行本第4巻）。	#26 その 白いやさしい街から… 灯里とアリシアが雪だまを作る。それだけの話だが最終回にふさわしい内容。 原作「スノーホワイト」（ARIA単行本第6巻）。

関連動画

関連生放送

関連コミュニティ＆チャンネル

関連リンク

• TVアニメーション「ARIA The NATURAL」公式サイト

関連項目

• 漫画作品一覧
• ARIA
• ARIA The ANIMATION
• ARIA The ORIGINATION
• ARIA The NATURAL ～遠い記憶のミラージュ～
• 牧野由依
• ROUND TABLE featuring Nino
• 葉月絵理乃
• アニメ作品一覧
• 2006年春アニメ
• ニコニコ動画で配信中のアニメ作品一覧