概要
常世の国出身で知恵を神格としており、知恵を求められるときに呼び出されている。
系譜
エピソード
天岩戸
誓約に勝ったスサノオが羽目を外し過ぎて怒ってしまったアマテラスが天岩戸に立てこもってしまった。立てこもると太陽の神格であるアマテラスがいなくなってしまったので世界が闇に覆われ様々な災いが発生するようになってしまった。
これは何とかしなくてはと神々がオモイカネに相談し、オモイカネは以下の策を練った
- 常世の国から長鳴鳥を集めて鳴かせる
- イシコリドメに八咫鏡を作らせる
- タマノオヤに八尺瓊勾玉を作らせる
- アメノコヤネとフトダマに占いをさせる
- 榊を根ごと掘り起こし、上の枝に八尺瓊勾玉、中の枝に八咫鏡、下の枝に布帛をかけさせる
- それをフトダマに御幣として捧げ持たせる
- アメノコヤネに祝詞を唱えさせる
- アメノタヂカラオを天岩戸の脇に隠れ立たせる
- アメノウズメにストリップをさせる
アマテラスは外が騒がしいので何事かと聞くと自身より美しく立派な神が来たので喜んでいると言う。興味を持ち少し開けたところ、鏡でアマテラス自身を映した。そうとは気付かないアマテラスがもっと見ようとさらに開けたところ隠れていたアメノタヂカラオに天岩戸を全開にされ、アマテラスを外に出すことへと成功した。
国譲り
アマテラスは地上の国を治めようと考え、オシホミミを地上に派遣するが失敗。オモイカネに相談することにした。オモイカネは以下のように策を練った。
- アメノホヒを国譲りの使者として派遣→オオクニヌシに懐柔され3年音信不通
- アメノワカヒコを使者として派遣→オオクニヌシの娘と結婚し8年音信不通
- ナキメ(雉)を様子見で派遣→アメノワカヒコが射殺したのでタカミムスビが逆に殺す
- タケミカヅチとアメノトリフネを派遣→武力を背景に国譲り成功
4回目にしてようやく国譲りに成功した。なお、地上はニニギが治めることとなった。
天孫降臨
地上を治めることになったニニギの補佐官として一緒に地上へ降りた。信濃の国に降りて政治を司るようになる。そこでアチヒコという名前で祀られるようになった。
結婚
オモイカネが紀伊国に訪れたとき、ヒルコが一目惚れし回文の恋歌を詠った。上手い返しが思いつかず国に帰って相談したところ、カナサキの薦めで結婚することになった。
元ネタとして使っている作品
関連項目
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