曖昧さ回避
ペルソナ(persona)とはラテン語で「仮面;登場人物;人(格);(文法上の)人」という意味。以下はその派生。
- 心理学において人間の外的側面の事。
- ペルソナシリーズ - アトラスから発売されているRPGシリーズ。
- ドラマ『メン☆ドル』内で主人公の3人が扮するイケメン(男装)アイドルユニットの名前。
- マツダがかつて生産・販売していた乗用車→マツダ・ペルソナ
- 阪急百貨店のクレジットカード「ペルソナカード」(発行元はエイチ・ツー・オーリテイリング株式会社)。
プロソポン
プロソポン(πρόσωπον; プロソーポン = πρός (~に向かって) + ὤψ (眼) + -ον(中性名詞語尾))とは、古典ギリシア語で「顔、正面、仮面、登場人物、外見、人格」を意味した。また、キリスト教神学において、三位一体論の神の「位格」を意味する言葉でもあった(なお現在では「位格」を意味する言葉としてプロソポンを使うことは少なく、「基礎; 沈殿物」を意味するヒュポスタシス(ὑπόστασις = ὑπό (~の下に) + στάσις (屹立しているもの、立ち位置、状態; 徒党; 派閥; 法令))を使うことが多い)。
それがラテン語に訳されたときにペルソナ(persōna; ペルソーナ)という訳語が当てられた。しかしながらペルソナの語源はローマ帝国時代には既に忘れ去られており(当時の著述家により「響かせる、楽器を鳴らす、反響させる、大声で叫ぶ」という意味の動詞ペルソナーレ(personāre = per (~を通して) + sonus (音、スピーチ) + -āre (第一曲用動詞語尾))が示唆されているが、残念ながら o の長短が合わない)、恐らく同様の意味を持つエトルリア語のペルス(phersu)に由来する可能性が高い。
ペルソナ (心理学)
ユングによれば、心の衣装のようなものであり、内的側面がその衣装を着る形になる。内的側面は男性の場合アニマ、女性の場合アニムスを持つとされる。男性の場合、衣装は一般に男らしいものになる。しかし、アニマは女性的な面を持つ。この逆がアニムスになる。(だから男性のものなのに「アニマ」と女性形を取る。)
ペルソナ・ノン・グラータ(外交)
「外交上歓迎できない人物」という意味の用語。
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