トダとは、『銀河英雄伝説』の登場人物。
概要
原作第1巻『黎明篇』の第八章「死線」に登場する。宇宙暦786年の帝国領遠征作戦時点において、第13艦隊旗艦ヒューベリオンのスパルタニアン隊の整備主任をしている技術大尉。
自分及び自分の部下たちの整備技術に絶対の自信があるらしく、出撃したものの敵機を一騎も撃墜できずに帰還したオリビエ・ポプランがその原因を機銃の照準が狂っていることに求め、ちゃんと整備しているのか怒り心頭で問われた際も
と眉を跳ねあげながら応じており、更には「自分の未熟を他人の責任にしやがって!」とポプランとの殴り合いの喧嘩を始めるほどである。しかしながら、あくまで技術屋であり、白兵戦技術には優れていなかったようで、すぐに防戦一方に追い込まれ、事態を見かねたシェーンコップが介入して喧嘩を止めた際には、足をふらつかせるほどであった。
他媒体におけるトダ整備主任
CV:大森章督(石黒監督版OVA)/勝杏里(多田監督版 Die Neue These)
石黒版OVAにおいては概ね原作通りの扱いであるが、トダの暴言に怒ったポプランから一撃を加えられた時点で半ばダウンしており、原作と異なりポプランと殴り合いの喧嘩という風にはならなかった。しかしトダを介抱している部下がいるようなので、やはり部下からの人望はあるのだろう。
多田版ノイエにおいてはキャラクター像が変更されており、ポプランから機銃の照準がズレていることを糾弾された際も「整備に不手際があったなら謝る」と謙虚な反応をしている。
またそのようなミスが起きたことについて「補給が途切れて以来、俺らメカニックはほとんど飲まず食わずなんだ。あんたらパイロットと違ってな!」と述べており、栄養不足からくる整備作業時の集中力の低下などの現象が起きていた模様である。
藤崎版漫画においては、女性整備兵を口説いているポプランに思うところがあったらしく、痛い目を見ろと自覚的にポプランの機銃の標準を狂わせて整備したらしい。なんてやつだ。
関連項目
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