(秋)候補とは、(秋)時代(2008年10月1日16:00~2008年12月5日12:00)にニコニコ動画で大きなムーブメントを起こした動画に対し付けられるタグの名称を議論していた記事である。「β時代の英雄」「SP1時代の奇才」などの後継タグが付く・・・はずだった。
2019年現在では「秋時代の盛者」タグが(秋)時代に流行した動画につけられるタグとして利用されている。「秋時代の盛者」の記事は流行した動画をまとめる記事にもなっているので是非参照してほしい。
概要
「SP1時代の奇才」掲示板で起きた問題を解決するため、「(夏)候補」の記事を作成し、加えて「(夏)時代編集委員会」のコミュニティを設立。
(夏)候補では、
・(夏)時代のタグ名の候補募集
・(夏)時代のタグ名の投票
を運営。
(夏)時代編集委員会では、
・(夏)時代に流行したと見られる動画の推薦
・個々の動画がタグをつけるに値するかの議論
・タグをつける基準に関する議論
これらの活動を行うために開設した。
しかし、次のような問題が起こった。
・提案に反応してほしい人が集まらず、少人数でしか進行していない。
・結果発表後に投票ルール等への不満を訴える者があり、結論が出ず進行に遅延をもたらした。
・投票の結果とは違うタグつけが行われ、さらに混乱する結果となった。
コミュニティでは、メンバーしか掲示板を利用できない為、
・推薦された動画に偏りが出る。
・議論に参加してほしいが、関心を持つ者が少なく議論にならない。
これらを解消するべく、当記事を作成し
・記事を見かけた方に、動画を推薦してもらう。
・タグ名や関連記事についての議論を展開する。
ことを目的として運営していく方針である。
なお、「(秋)候補」は前回の議論の場となった「(夏)候補」に追従してこの名とした。
これまでの流れ
- (秋)時代に流行した動画を紹介して!
- タグ名や関連記事とかの編集議論もここでやって!
- 秋時代の覇者という名称で記事作成依頼が来た。→リンク
- 二週間ほど意見を募集。
- 反対意見が出たため議論を続行。
- しかし、明確な方向性が出せないまま半年近くが経過。
- 結果、掲示板内でも「タグ不要論」が多数を占めるように。
結局、記事作成から1年もの時間が経過したが、議論は空転を続け全く進展しなかった。
混迷、そして終焉・・・
当初から想定されていたことではあったが、掲示板を使用した議論は混迷、混沌をきわめ、まったく進展をみせなかった。
その要因としては以下のことが挙げられるだろう。
- そもそも、大百科での議論で人為的にタグ名称を決めるという方法に無理がある
(夏)時代でも再三にわたり問題視されていたことだが、各々自分の意見を出しはするものの、決をとる段階まで話をまとめることが出来なかった。
さらに議論の参加者の多くは通りすがりに一言コメントを残す程度であり、長期にわたって議論に参加したものはほとんど居なかったと考えられる。 - そもそも、時代的にこの種のタグが合わない
「β時代の英雄」等のタグは、少なからず後の時代の流行に影響を与えている、もしくは時間が経過しても風化しないほどの強烈なインパクトを残した動画に付けられることが常となっており、一過性の流行で終わることの多い昨今の動画には合わないのでは?という意見も存在する。(もっとも、年月が経てば再評価される可能性は残っているが)
夏・秋のタグが自然に定着しなかったのも、元をただせばそこに原因がある可能性がある。 - そもそも、タグの定着が見込めない
他時代のタグもタグ消しの荒らしに逢い絶滅寸前まで追いやられている現状があり、人為的に付けたタグではすぐに淘汰されてしまうと考えられるため。
2009年も半ばを過ぎる頃になると、掲示板内でも「タグ不要論」が大勢を占めるようになり、方向性も定まらぬままgdgdな状態が続き、ついには議論開始から1年が経過。
そして、議論は何も生み出せぬまま終わりを迎えてしまうのだった。
「タグの発生は自然に任せるべき」という、重すぎる教訓を我々に残して・・・
今後の展望について
(秋)時代を含む、各時代の流行をまとめた記事はニコニコ大百科に複数存在する( 「ニコニコ動画各時代の流行まとめ」等)ため、今後の時代(秋、冬、ββ、・・・)の流行についてはそちらでの議論が主流となることが予想される。
また、今後(秋)時代の流行が再評価され、人為的ではなく自然発生的に「秋時代の○○」のタグが定着する可能性も無い訳ではない。というか、そうなる事を切に願うばかりである。
そして時は流れて…
記事冒頭でも述べた通り、2019年現在、一応「秋時代の盛者」が(秋)時代の流行動画につけられるタグになっている。
しかし、この「(秋)候補」の記事が立てられて10年以上と言う時間が経過していることと、掲示板での書き込みが非常に少なくなっていることを考えれば、この記事がタグの普及に寄与しているとはとても言えないだろう。
タグはこの記事とは関係ないところで誰かによって動画に貼られ、維持され、そして普及していったのである。
関連項目
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