あめP(ame_P)とは、VOCALOID-PV(VOCALOID曲のPV)のプロデューサーの一人である。
やわらかな線の絵と淡い、明るい色使い、PVの中でのファッションセンスのよさ、人物の目の美しい輝きに定評がある。
自称「永遠の17歳」(『クローバークラブ』配布zipのreadmeより)女性。一時期「現役女子中学生」説が流れ、野郎どもをワクテカさせたが、「not義務教育」(同)と、公式に否定されテカテカはとまった。
しかし今後のあめPの活躍に対する「ワクワク」は、なおも高まり続けている。
以上のように作品が好評を得ていたあめPだったが、2009年2月20日、すべての動画を削除、個人ブログも閉鎖したことが分かった。動画削除の跡地には「HPを閉鎖しても動画は削除しないつもりだったのですが、やはりけじめとして」という一文が添えられた。各動画では突然の引退を惜しむコメントが寄せられている。
これまで
現在確認できる最古の投稿は、2008年1月21日「『不思議な幸せ』PV完成版」。完成前のver.は既に削除されている。原曲自体がかなり大人向けの、穴場的な名曲である。この曲のVOCALOID-PVを制作すること自体に、Pのセンスの一端が見て取れる。ややもすれば色物路線に落ちそうになりがちだが、絵の構成と見せ方で、曲の持つ奇妙な色っぽさを描き出すことに成功している。前述の色彩感覚とファッションセンスも、この頃から既にいかんなく発揮されている。
またPV中に拳銃(イスラエル軍軍用拳銃 ジェリコ)が出てくるシーンがあるが、これも相当マニアックな拳銃である。アニメ『カウボーイ・ビバップ』の影響なのか、ご本人が本当にガンマニアであるかはわからないが、きちんとディテールを捉えた描写がなされている。この「物の特徴を捉えて描き出す能力の高さ」も特筆に価する。
2月6日には最初の『クローバー♣クラブ』PVを投稿。この段階で十分高レベルの完成度ではあったが、
イントロ部分がカットされており、「カットの無いフルver.を」という視聴者の声も多かった。
その期待に応えて、1ヵ月半後の3月24日に「『クローバー♣クラブ』PV full+最終修正版」を公開した。視聴者の大多数は、「旧ver.にイントロ部分の作画をしたものを繋げたものだろう」と思い込んでいたが、そうではなく全体に手を入れてきた。追加シーンは勿論、前回と同じように見えるシーンの絵にも、微細な修正が加えられた。この動画に使用された絵は全部で438枚にも及ぶ。(なお、5月2日にはpvの一部を使用した料理動画がUPされた。)また動画はループ視聴に対応する形になっているので、ぜひ一度ループさせてみることをお奨めする。
4月13日鏡音リン・レンオリジナル曲『下克上』PV Short ver.を発表。(現在は自主削除)
5月26日には鏡音リン・レン『下剋上』2/3完成版+おまけが投稿され、おまけではPV中に出てくるパイプの解説で「パイプ水あめ」「妖怪けむり」と発言している。(「パイプ水あめ」「妖怪けむり」を知っている辺りで、昭和の空気で育った人物のようにも見える。 )
7月28日鏡音リン・レン「下剋上」PV(完成版)を公開した。この動画に使用された絵は全部で786枚に及び、
今までのPVよりも絵画枚数が多い上、構成・色彩設計のレベルが上がっており、新しい「日本画風」の絵も登場。なおかつ細かく絵が動く。
制作PVと原曲
下剋上
関連項目
関連リンク
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