おしんとは、日本のテレビドラマ史における最高傑作とも言えるテレビドラマ作品である。
概要
1983年4月4日から1984年3月31日にかけて放送された連続テレビ小説第31作。NHKテレビ放送30周年記念作品であり、「鳩子の海」以来9年ぶりの1年物作品。
内容は明治末期に東北地方の貧しい農家の娘が奉公に出され、多くの艱難辛苦を受けながら最終的には大手スーパーマーケットの経営者になるという、前後75年に及ぶ女の一代期となっている。
脚本には橋田壽賀子を起用。主演は第1部(幼少期)が子役時代の小林綾子、第2部(青年期)は田中裕子、第3部(老年期)は乙羽信子によるリレー形式となっている。
その平均視聴率は52.6%、最高視聴率は全テレビドラマ史上最高記録となる62.9%であり、現在に至るまで未だに破られていない、まさに社会現象と言える大ヒットとなった。同年の流行語として同じように苦労を重ねて出世した人物を合わせ、「おしん、家康、隆の里」と呼ばれたり、1984年の第1回新語・流行語大賞で「オシンドローム」が新語部門・金賞を受賞したほどである。海外でも全68ヶ国で放送され、中には視聴率が90%に達した国もあったほどである。
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関連項目
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