ちちぶ(列車)単語

チチブ

1.2千文字の記事

掲示板へ

記事編集

ちちぶとは、西武鉄道の特急列車である。
本項では運行線区の重複する「むさし」「ドーム（スタジアムエクスプレス）」についても取り扱う。

概要

西武池袋線系統（池袋線・西武秩父線・狭山線）の特急列車で、池袋駅～飯能駅・西武秩父駅・西武球場前駅を結ぶ列車である。
すべてで同一の車両（001系Laview8両編成）が用いられており、全車指定席。

ちちぶ号

池袋駅（一部は所沢駅）と西武秩父駅を結ぶ西武池袋線の基幹特急。1969年の西武秩父線開通にあわせて5000系レッドアローで運行を開始した。運行本数は最も多く、平日は16本・土休日は17本運行する。
臨時列車として「おくちちぶ」の名称を冠した列車が運行されたことがあるが、同列車は当初は西武新宿駅発着で、後に西武池袋駅発着となった。

むさし号

1973年に運行を開始した特急。池袋駅と飯能駅を結ぶ西武池袋線完結列車で、ライナー的な役割を持っている。このため、昼間の運行は停止される一方、平日の最終便は23時台と「ちちぶ」よりも遅い出発となる。

なお、西武新宿線でも「小江戸」登場前は前述の「おくちちぶ」入庫の兼ね合いで「むさし」が西武新宿線で運行されたことがある。

ドーム号

2006年運行開始。西武ドームでの埼玉西武ライオンズ戦開催時に1往復運行される。当初は「スタジアムエクスプレス」の名称であったが、案内上は「ドーム号」に変更されている。
ただし、西武鉄道のweb サイトではスタジアムエクスプレスの名称は引き続き用いられている。
なお、西武球場前駅発の急行などは試合展開により複数のダイヤパターンを準備しているが、ドーム号の時刻は試合展開に関わらず固定である。

「ちちぶ・むさし・ドーム」データ

運転区間
池袋駅～所沢駅～飯能駅～西武秩父駅（ちちぶ号）、池袋駅～飯能駅（むさし号）
池袋駅～西武球場前駅（ドーム号）
使用車両：001系（Laview・2019年～）
過去の使用車両
 5000系（レッドアロー・1969年～1995年）、10000系（ニューレッドアロー・1995年～2020年）

停車駅

	池袋	所沢	西武球場前	入間市	飯能	高麗	芦ヶ久保	横瀬	西武秩父
ちちぶ	◯	◯	＝	◯	◯	△	△	◯	◯
むさし			＝	◯	◯	※運転時間注意
ドーム			◯	※埼玉西武ライオンズ戦開催時のみ運転