概要
大手私鉄とは、大きな(距離や、利用客数、利益、鉄道路線数など)規模を持つ私鉄である。大手私鉄には至らないものの、比較的輸送規模が大きい私鉄は準大手私鉄と呼ばれる。
通常は日本民営鉄道協会(民鉄協)に認められた16社を指し、国土交通省でも全く同じ分類を使用している。ただし一部メディアでは、国と東京都が株主の特殊会社である東京メトロを省くことがある。もしくは親会社が同じ阪急と阪神を1つにすることもある。
戦時中の一時合併が解消され、1949年に阪急から京阪が再分割されて以降、長い間14社体制が続いていたが、1990年に相鉄が準大手私鉄から昇格、2004年に営団が民営化されて東京メトロとなり私鉄扱いとなったため、16社となった。
なお、国鉄ではなくなったJRグループ、少なくとも完全民営化を果たしている本州3社と九州は「私鉄」といえるが、民鉄協には加盟しておらず、国交省の資料でも私鉄としては扱われない。一方、東京メトロは特殊法人であった営団時代から民鉄協に加盟しているほか、半公営である第三セクター8社も加盟している。ただし、加盟していない鉄道事業者も多く、民営化した大阪メトロや第三セクターの首都圏新都市鉄道は大手私鉄並みの規模なのだが、民鉄協には加盟しておらず、国交省の資料では中小私鉄として扱われている。その他に、静岡鉄道や遠州鉄道は民鉄協に加盟している上に規模も大手私鉄並みなのだが、四大都市圏(東名阪福)に路線を持たないからなのか、準大手私鉄ですらなく中小私鉄扱いとなっている。
大手私鉄一覧
順番は民鉄協の公式発表順による。括弧内は国交省の資料などでも使われる一般的なもの。
大手私鉄一覧 |
東武鉄道-西武鉄道-京成-京王-小田急-東急-京急-東京メトロ-相鉄-名鉄-近畿日本鉄道-南海電鉄-京阪-阪急-阪神電車-西日本鉄道 |
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関連項目
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