ウェイクボード単語

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ウェイクボード

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ウェイクボードとは、ウォータースポーツの一つ。簡単に言えば水上スキーの板をスノーボード型に変えたもの。

概要

モーターボートに曳航されながら、ボートが生んだ引き波を使ってジャンプや回転技を決めていく爽快スポーツ。ボートと人はラインと呼ばれるロープを介してつながっており、船の後方で左右に往復するのが基本の動きになる。

スノーボードでいうアイテムを揃えたパークで行うものも海外では盛んだが、日本で常設されているものは数か所である。

初心者は20km/h程度で走ることが多いが、波が低いうえにちょっとしたことでラインがたるんで不安定になってしまうため、慣れたらむしろスピードを上げたほうが良い。

用具

ボード
- スノーボード同様に両足を板に固定し、滑走時は身体を横向きにして滑る。一般に分厚く、幅広く作られているほか、金属製のエッジが存在せず、底面には水の流れを作る突起があるのが特徴。またウェイクボードは裸足で履く。
ライン・ハンドル
- ボートの後方もしくは屋根上の突起にラインを結び、人はその先についたバー型のハンドルをつかんで滑走する。身体には固定しない。
- 初心者はラインを短くまとめたほうが良い。引き波はある程度離れると高くなるからである。
ライフジャケット
- ボード自体にも浮力があるので海外兄貴の中には着用しない猛者もいるが、万が一の時に上体が沈まないように絶対に着用しよう。
ヘルメット
- 初心者は着用しておいて損はない。
ボート/水上バイク
- 速度が出せれば動力源は何でもいいのだが、運転士がプレイヤーに合図を送る余裕がある点、荷物を船上に持ち込める点、パーティーメンバーを乗せられる点でボートが一段優れる。また、乗降時などにスクリューが危ないので、プレジャーボートのように船外に直接エンジンが露出していないものが望ましい。

主な動き

スタート
- この時だけ身体は前向き。板をボートの方に向けてあお向けになり、M字開脚で水の抵抗を受け止めながら身体を起こしつつ立ち上がる。
- 初心者が最も苦戦する箇所。水の抵抗が少しずつ増してくる中で立ち上がるタイミングを見極めることが重要だ。早すぎると板が沈んで水底にさようなら（スタチン）だが、いつまでも立たずにいると脚か腕が限界を迎えてしまう。適度な抵抗の時に思い切って立ち上がり、すぐにバランスをとって身体を横向きにしよう。
左右移動
- 基本的にはスノーボードと同じ曲がり方をするが、波に入るスピードを意識して鋭く切れ込むような入りが必要。またコケるまで止まらないのがウェイクボードというスポーツであるため、ボーっと滑るのではなく何でもいいので技を決めに行きたい。
- 引っ張られている間は握り手以外は基本的に力を抜いていてよい。
コケる
- 危険な抵抗を感じたらハンドルを離してしまえばよい。また、回転技でハンドルを残せなかった（持ち替えができなかった）ときもおしまいである。曳航側はいつコケてもいいように後方を確認し、運転者にすぐに知らせてプレイヤーを迎えに行ってもらうようにする。
- ボートが近くまで来たらラインを確保し、ハンドルのところまで来たら再スタートである。