オレは今なんだよ!!とは、漫画『SLAM DUNK』のセリフである。ジャンプ・コミックス31巻に収録されている№270「栄光の時」に登場する。
概要
ラスボスの山王戦でルーズボールに激しく突っ込んで背中を負傷し、あと少しで選手生命を脅かすほどのケガを負った桜木花道のセリフ。
かつて自分の恋を成就させるための嘘だった「バスケが大好き」という言葉が嘘偽りのない本心となり、元ヤンの桜木が全力で取り組めるものを見つけ、真のバスケットマンへと成長したことを示した名言。
このセリフが登場するシーン
夏のインターハイ二回戦目の山王工業戦後半、ルーズボールを追って関係者席に激しく突っ込み、背中に選手生命を左右するかもしれない怪我を負ってベンチに下がりうつ伏せになるも、突如立ち上がり、近くで心配そうにしていた赤木晴子に「大好きです 今度は嘘じゃないっす」と告げ、周囲を騒然とさせた桜木。
すると、赤木が2本目のフリースローを決めた直後に、立ってるのがやっとの状態にもかかわらず自分から交代を要求。
当然周囲は大反対。
監督の安西は記録員に「すまない 交代はとりけし」と告げた後、「桜木君……白状します」「君の異変にはすぐに気づいていた…………気づいていながら君を代えなかった……代えたくなかった」「どんどんよくなる君のプレイを 見ていたかったからだ……」「指導者失格です」「あと少しで一生後悔するところでした…」と述べ、桜木を説得しようと試みる。
しかし、桜木は「オヤジの栄光時代はいつだよ… 全日本の時か？」と安西に問うと、「オレは……………………」「オレは今なんだよ!!」と言葉を絞り出す。
もはや晴子＜バスケットとなった桜木の腹をくくった発言に、誰が何を言ってもダメだと、湘北ベンチは言葉を失う。
そんな桜木を唯一動かせる男となった流川は、恐らくは故意にプッシングし時間を作ると、「目障りなんだよ そんなとこにボ――ッと立ってやがるとよ」「出るなら出ろ」と、他のメンツとは逆に彼に発破をかけ、交代を促す。
イラつきながらも奮い立った桜木は、自分の補充で入っていた木暮と代わり遂にコートに戻る。
その際、桜木は自身の背中を見守る安西に対し、「オヤジ… やっとできたぜ オヤジの言ってたのが…」「やっと……」「ダンコたる決意ってのができたよ」と、その覚悟の大きさを示す。
大歓声に包まれながら再出場した桜木は、限界を過ぎた体で奮闘し、絶対王者山王相手にブザービーターを決めて見せる。
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