シークバー(英:seek bar)とは、音楽・映像プレイヤー等でどの辺を再生しているかを示すアレのことである。
概要
ニコプレーヤー4のシークバー |
シークバーの『シーク』とは、「探しだす、求める」を意味する英単語である。『バー』は「棒」を意味する。
そこからコンピューター用語でシークバーと言えば、音楽プレイヤーや動画プレイヤーなどに付いてある『自分の聞きたい場所や見たい場所を簡単に探す事ができる棒状の機能』のこと。
シークバーは、動画や音楽などのプレイヤーにおいて、現在データのどのあたりまで再生しているかをスライダーが棒のどのあたりまで進んでいるか直ぐに目で確認できるので便利である。
ニコニコ動画でも取り入れられていて、最新のプレーヤー(v4)の場合、黒いバーが動画全体の長さ、そのうち白くなっている部分が読み込みが終わっている部分の長さを表している。このバーの上を左端から動画の再生とともに縦長の長方形のスライダーが右端へと進み、スライダーが右端に到達すると動画の再生が終了する。このスライダーの位置が動画の再生している部分を表している。
スライダーはクリック&ドラッグ、またはバーの白い部分をクリックすることで位置をずらすことができ、動画のその位置にあたる部分を再生できる。
ただし任意の部分へ移動できるわけではなく、動画の長さやフレーム数の設定やエンコード方法などによって決まる特定の位置にしか移動できない。このためちょっと動かすつもりで大惨事が起こることも多い。→飛ばすな危険
仕様変更により、一部動画や接続されるサーバーによってはYouTubeのように読み込んでいない部分にもシーク可能になり、そこから読み込みが可能になった。
しかし、当初はシークが可能であれば読み込んでいない部分まで白く表示され、また読み込みも御世辞にも快適とは言えない事が多いため、詐欺とまで言われるような状態になっていた。現在ではシークが可能であっても未読み込みの部分は薄灰色で表示されるようになったので、ある程度使いやすくなった。
シークバーに関するコメントが付いた時は白い部分を指していたり、スライダーの部分を指していたりする。
豆知識
- 「白い部分の長さ」はファイル容量を示しているので、データ量に極端な変化のある動画ではシーク可能な位置と一致しないことがある。
- 動画投稿者はニコスクリプトを使ってある程度スライダーを制御できる。→@シーク禁止、@ポーズ
- 提供が入った動画ではシークバーの右端は提供画面の終了時間に合わせられる。
- リピート時に提供を表示しない設定にしてリピートをONにした場合でも、提供の部分までスライダーを動かせば提供を見てリピートすることができる。
- プレイヤー右側のコメント一覧のコメントをクリックするとそのコメントのついている再生時間より再生時間が小さいシーク可能な点のうちの最寄の点にスライダーを動かすことができる。ちなみに再生時間とシーク可能点が一致しているとそのひとつ前の点に飛ばされる。
- 動画サーバーの仕様や通信状況などによって、読み込まれたと見せかけて、実はちゃんと読み込まれてないので読み込み中だし動画が止まってしまうといった不具合「シークバー読み込み詐欺」に陥るユーザーも存在する。
関連動画
シークバーが異常な動きをする動画
シークバーを動かして楽しむ動画
関連項目
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