ジラートの幻影(Rise of the Zilart)とは、
である。
拡張データディスク
概要
FF11の拡張データディスク第1弾。オリジナルディスクの発売及びサービス開始から11ヶ月が経過した2003年4月に発売された。
スクウェア(現スクウェア・エニックス)社内では、サービス開始当初からこの拡張データディスクの発売までは予定していたようである。悪い言い方をすれば、これ以降の拡張データディスクやそこで織り成されるストーリーは「後付け」であると言える。
主な追加内容は以下の通り。
- メインストーリー「ジラートの幻影」
- サンドリア・バストゥーク・ウィンダス、各所属国のメインストーリー後半
- 多数のクエスト(サブシナリオ)
- 新ジョブ「召喚士」「竜騎士」「侍」「忍者」(ただし召喚士は拡張データディスクなしでもジョブチェンジ可能)
- 新エリア
発生した問題
- MMORPGの大規模アップデートには付き物の、回線混雑によるリトライ祭りが発生した。必要なバージョンアップデータは事前のダウンロードである程度の混雑の緩和が見込めたが、新たに拡張コンテンツを登録する必要があり、主にそのサイトが混雑した模様。
- FF11はMMORPGとしては珍しく、ストーリー方面に力を入れている。プレイヤーたちの多くもそこに期待していたが、メインストーリーはオリジナルディスクのメインストーリーをクリアしたプレイヤーのみが進行できるようになっていたため、まだそこまで進めていないライトユーザーの反感を少なからず買った。
- 新たに4ジョブが追加されたが、その内「竜騎士」「侍」「忍者」の3ジョブがアタッカー、残る「召喚士」も立ち位置不明と、ジョブの役割が偏りすぎていた。当時は盾役・回復役が圧倒的に不足していたにも関わらず、その方向性のジョブが追加されず、ジョブバランスがさらに偏ってしまったとの批判が出た。(後に忍者を盾役として運用できるようになり、ある程度緩和された。)
- 新エリアの内いくつかは、そこに行くためにあるアイテムが必要となっていた。それを巡って多くのプレイヤーたちが仁義なき取り合いを繰り広げることになった。
- 一部のプレイヤーが拡張ディスクをフライングゲットし、本サービス開始前なのに新ジョブになっていたり新規エリアに進入したりしていた。
メインストーリー
オリジナルディスクで展開された所属国メインストーリーの続編という扱いである。
少々順番がややこしく、「所属国メインストーリー:前半」「所属国メインストーリー:3国共通」をクリアした時点で「ジラートの幻影」「所属国メインストーリー:後半」に入ることができる。「ジラートの幻影」と「所属国メインストーリー:後半」はそれぞれ独立しており、同時進行が可能になっている。
「ジラート」とは、かつてヴァナ・ディールに君臨した古代人の種族名。本ストーリーでは、現代のヴァナ・ディールに現れたジラートの陰謀を阻止することが目的となる。
関連動画
関連商品
「ジラートの幻影」発売当時は、既にオリジナルディスクをプレイしている人のための「ジラートの幻影」単品と、これから始める人のためのオリジナルディスクとの同梱版の2種類が販売されていた。
現在ではどちらも店舗で売られていることは少なく、「ジラートの幻影」を含む全拡張データディスク、及びダウンロード販売されている追加シナリオが全て同梱されたこのディスクを購入することが推奨される。
関連コミュニティ
関連項目
- ファイナルファンタジーXI
- ジラートの幻影/プロマシアの呪縛/アトルガンの秘宝/アルタナの神兵/アドゥリンの魔境
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