チャンプカー単語

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チャンプカー
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チャンプカー(Champ Car)とは、アメリカ合衆国オープンホイールカー関連の用語。

概要

  1. アメリカ内のオープンホイールカー選手権(チャンピオンシップ)を戦う車両の通称。大きく分けて2つの時代に使われていた。
    1. 1910年代から50年代半ばにかけて、観客やレース関係者によって自然発生的に発生した呼び名。正式名称ではなく称の意味合いが強い。
    2. 1990年代後半2000年代にかけて、CART(チャンピオンシップオート・レーシングチームズ)が運営する選手権に参加したマシン。こちらはCART自身が名称を復活させる形で誕生した。
  2. 20032008年の間に開催された、オープンホイールカ選手権の名称。「チャンプカーワールドシリーズ(略称CCWS)。広義にはCART時代(19792008年)の選手権全体をす場合もある。
  3. 20042008年の間、CARTの後継として活動した統括組織の通称。

本記事では1()3を順を追って説明する。

「チャンプカー」発祥の経緯

1996年に発生したインディカーの分裂以降、北トップフォーミュラカテゴリCARTIRL(インディ・レーシング・リーグ)の2つの組織が独立して選手権を開催する時期が続いていた。

1. チャンプカー(マシン名)の復活

分裂前のだったCART1997年以降の選手権名に「インディカー」を使えず、参加するマシンを「チャンプカー」へと言い換える。1998年から選手権を「FedEx チャンピオンシップシリーズ」として継続。分裂当初はIRL替えしたチームは少なかったため選手権の規模・人気ともに優勢であった。

2. チャンプカー(選手権)の設立

しかし2002年末、エンジンの規定が二転三転する混乱供給元のトヨタホンダIRLへの移籍を表明。一部チームもそれを追う形でCARTを離れ、同シリーズは選手権の質が低下。翌2003年シリーズ名を「チャンプカーワールドシリーズ」へと変更する。選手権名としての「チャンプカー」が生まれた間である。しかしCARTは経営に行き詰まり、同年末に破産した。

3. チャンプカー(組織)の設立

破産後は参戦チームの経営者が体で新組織「OWRS(オープン・ホイール・レーシングシリーズ:正式名称) / Champ Car(通称)」を立ち上げ、旧CART資産を引き継ぐ。シリーズ名の「チャンプカー」は継続され再起を図るも4年あまりで頓挫し、2008年シーズンロングビーチで1戦限りの開催を終えるとIRLに吸収合併され消滅。5年あまりで「チャンプカー」と呼ばれる選手権は幕を下ろした。

選手権名の変遷:CART(および後継)時代

統括組織 選手権名
1979 SCCA/CART SCCA/CARTティコープ・カップ
19801996 CART PPG インディカーワールドシリーズ
1997 PPG CARTワールドシリーズ 
19982002 FedEx チャンピオンシップ・リーズ
ここから「チャンプカー」
2003 CART ブリヂストン・プレゼンツ・ザ・チャンプカーワールドシリーズパワード・バイフォード
20042006 OWRS
(通称Champ Car)
20072008 チャンプカーワールドシリーズ

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