トヨタ・コンフォート(Comfort)とは、トヨタ自動車が1995年から2018年まで生産した乗用車である。
概要
車名の由来は英語の「快適な」の意味のComfortから。駆動方式はFRのみ。主にタクシーや教習車といった営業車目的がメインとなる。全長が4.6m以下のためタクシー仕様の場合は小型タクシーとなり、中型タクシーにはコンフォートよりも全長・室内長を10cm長くして中型タクシーの基準に合わせたクラウン・コンフォートが存在している。タクシー仕様はLPG仕様のみとなるが、教習車にはLPGエンジンの他にガソリンエンジン仕様も存在をする。デビューから2001年まではディーゼルターボエンジン仕様も存在をしていた。
姉妹車にクラウンコンフォートとクラウンセダンが存在する
また2003年にはTRDによる特別限定生産車として教習車をベースにスーパーチャージャーを搭載したスポーティモデルのGT-Zも存在した。
なお、一般人でもコンフォートは購入が可能で、特にマニュアルが好きな人にはガソリンエンジンの教習車仕様が購入が可能であった。
XS11/13系(1995年〜2007年)
- 1995年に発売。今までのコロナタクシーやマークIIタクシー&教習車の後釜として登場。搭載エンジンは、2000ccのLPGエンジン(タクシー&教習車)、1800ccのガソリンエンジン(教習車)、2400ccのディーゼルターボエンジン(タクシー&教習車)となる。
- 2001年にディーゼルターボエンジンは廃止となるが、教習車のガソリンエンジンを1800ccから2000ccに排気量がアップされる。2002年にはエアバックとABSが標準装備化がされる。
TSS11/13系(2007年〜2018年)
- 2007年にはガソリンエンジンモデルが、3S-FEからハイエース用のエンジンである1TR-FEに転換され形式がXS13型からTSS13型へと変更される。
- 2008年にはLPGエンジンモデルが、キャブレター方式の3Y-PEから電子制御方式の1TR-FP型に変更され、パワーアップと同時にタイヤも14インチから、15インチへとサイズアップがされる。形式もXS11型からTSS11型となる。また、アイドリングストップ機能がタクシー仕様のAT車に標準装備された。
- 2017年に受注受付を終了し2018年1月まで生産され、姉妹車のクラウンコンフォートとクラウンセダンと共に生産が終了された。
余談
コンフォートは自家用車として所有するオーナーも多く、クラシックな箱型デザインがその人気の一因となっている。
特にガソリン仕様の教習車MTモデルは、維持のしやすさやFR・MTというベーシックなパワートレインが魅力であり人気が高い。
関連動画
関連商品
関連リンク
関連項目
- 自動車
- トヨタ自動車
- トヨタ自動車の車種一覧
- 痛タクシー
- 教習車
- 日産・クルー(競合車種)
- トヨタ・ジャパンタクシー(後継車種)
- 2
- 0pt