ニッチローとは、個人事務所マネナーズ所属のものまね芸人である。本名は今村健太。
概要
その名の通り、主に野球選手イチローのものまねを持ちネタとしている。
グラウンド上にいる時のイチローの仕草の細部まで真似をし、均整の取れた体形、背丈もイチロー本人とそっくりということもあってものまねのクオリティ自体は非常に高い。
元々は会社勤めをしながら俳優を志望していた。その頃に顧客からイチローに似ていると言われたことをきっかけに路上パフォーマンスでイチローのものまねを披露し始め、2011年から本格的な芸能活動をスタートする。
ニッチローの存在を世に知らしめる出来事となったのは2011年8月2日(現地時間)、セーフコ・フィールドで行われたシアトル・マリナーズ対オークランド・アスレチックスである。
この試合の3回裏2アウト、打者ダスティン・アクリーの場面。打者のアクリーは一塁線への痛烈な打球を放つ。これをアスレチックスの一塁手が弾き、打球は一塁側ファールゾーンへ。すると、一塁側内野スタンドの最前列で野球観戦していたニッチローがグラウンドに身を乗り出してボールをキャッチししまいプレーが中断してしまった。
打球はフェア判定のインプレー中であり、ニッチローは打球がファールだと勘違いしていたのが事の原因であるが、長打を狙えたアクリーのプレーを邪魔した形となり、インプレー中の打球を捕ったニッチローは退場処分となる。
が、打球を捕ってしまった段階で打者走者のアクリーが二塁を回っていたという事アクリーのヒットは三塁打と判定された上に、マリナーズ球団社長の判断で退場処分ではなく厳重注意で野球観戦に復帰。事なきを得る事が出来た。
この出来事は後日のニュースでおおきくピックアップされ、一躍有名となる足がかりとなった。
同年の10月に放送された「とんねるずのみなさんのおかげでした」のコーナー「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」に出演した際には上記の出来事の張本人として紹介された。ちなみに同コーナーでは準優勝という結果を残している。
2018年10月15日、第1子となる長男が誕生。1週間後の10月22日、自身のブログにて長男の名前にはイチローの本名「一朗」から「朗」の字をもらって命名したこと、出生届をイチローの誕生日である同日に提出した事を報告した。
イチローのものまねをしているが野球経験は無く、中学時代はハンドボール、高校時代はサッカーをしておりポジションは共にゴールキーパーだった。そのためバラエティ番組でのサッカーの企画では経験を買われてキーパー役で活躍することもある。
芸能界に入った当初は事務所には所属しておらず、芸名「ニッチロー」として活動していたが2014年2月17日より株式会社ナチュラルマジック所属となり、同時に芸名を「ニッチロー'」に改名。2020年12月1日より個人事務所マネナーズ所属となり、2021年1月1日より芸名を「ニッチロー」に再改名している。
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