ネーミングセンスとは、和製英語の一種で「良い名前を付ける能力」「素晴らしい名前を思い浮かぶ技量」の事である。
もちろん海外では通じない。
概要
ネーミングセンスが問われるのはあくまでその言語圏の中のみである。外国での固有名詞などを日本語で解釈するとおかしな名前の場合も多数存在しているが、それらはあくまで偶然の産物であり、それらについてネーミングセンスを問うのはナンセンスである。
行政のネーミングセンス
行政には期待してはいけないものである。
例を挙げるなら、東京スカイツリーの名称決定に関してネーミングセンスをかなり疑いたくなる名前が候補に残されたことが挙げられる。
最終候補には実際に選出された東京スカイツリーを除くと、東京EDOタワー、みらいタワー、ゆめみやぐら、ライジングイーストタワー、ライジングタワーという名前が並んでいたのである。東京スカイツリーが選ばれたのが納得のラインナップであろう。
創作者のネーミングセンス
ライトノベルなどにおいてはぶっ飛んだ名前の持ち主が多数登場することがあるが、彼らの両親は果たしてどのようなネーミングセンスを持ってその名をつけたのか疑いたくなることも多い。
もっとも、創造者である作者からしてみればその名前の中に重要な意味を持たせていたりするため、ネーミングセンスを疑いたくなるような名前でもその名前に必然性がある場合も無きにしも非ずかもしれないという可能性は残しても悪くはないだろう(犯罪者となるので実在しなさそうな名前を付けたと作者が語る夜神月など)
中二病発症者のネーミングセンス
前項の創作者のネーミングセンスとも若干かぶるが、中二病を発祥している人のネーミングセンスはかっこよさと独自性を両立させようとして非常に特異なものへと変じる。中にはぴたっとはまってかっこよくなる場合もあるが、同時に思いっきり滑ってしまう場合もある。
また、「中二病者(えらばれしものたち)」の「命名能力(ネーミングセンス)」の「特徴(しるし)」として、「漢字(なかつこくご)」での表記とともにルビや()つきでひらがな/カタカナでの「別の読み(ほんとうのなまえ)」を付け加える場合がある。そのようになった場合、「本来の読み(かりのなまえ)」とはかけ離れたルビが振られる場合がほとんどであり、まさに「命名能力(ネーミングセンス)」が問われることになる。
別のパターンとしては「○○の○○」というようなふたつ以上のものを組み合わせた、いわゆる二つ名を考えてしまうというものもある。この際、組み合わせる言葉選びにもネーミングセンスが問われる。
ネーミングセンスに定評がある人物/代表的な命名例
()内は出展元。
- 我那覇響/いぬ美(アイドルマスター)
- 狩屋マサキ/ランランランニング(イナズマイレブンGO)
- 如月千早/ゴンザレス(ぷちます!)
- 黒猫(俺妹)/†千葉(せんよう)の堕天聖†(俺の妹がこんなに可愛いわけがない)
- ダルトン/スカイ・ダルトン・ギョクーザ(クロノ・トリガー)
- パパス/トンヌラ(ドラゴンクエストⅤ)
- ビアンカ/ゲレゲレ(ドラゴンクエストⅤ)
- フィンランド/血まみれ花たまご(Axis Powers ヘタリア)
- ゆうていみやおうきむこうほりいゆうじとりやまあきらぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺ/もょもと(ドラゴンクエストⅡ)
- ラルフ・ジョーンズ/ムチ子(THE KING OF FIGHTERS)
- リザ・ホークアイ/ブラックハヤテ号(鋼の錬金術師)
- ルドル・フォン・シュトロハイム/サンタナ(ジョジョの奇妙な冒険 戦闘潮流)
- レミリア・スカーレット/全世界ナイトメア(東方Project)
- 旧日本軍/突撃一番(現実)
- 侯景/宇宙大将軍(現実)
- 織田信長/子息の名前が茶筅丸だの「人」だの(現実)
- 全国のRPGプレイヤー/ああああ(現実)
- 富野由悠季/コンティオ(現実)
- 山県有朋/幼名が狂介(現実)
- 上杉実=グリーンレーサー/天下の浪速ロボスペシャル(激走戦隊カーレンジャー)
- 野上良太郎/電車斬り(仮面ライダー電王)
- モモタロス/俺の必殺技Part○(仮面ライダー電王)
- 泊進ノ介/ハンドル剣、ドア銃(仮面ライダードライブ)
- 高山我夢/ウルトラマンガイア、エスプレンダー、ガンQ(ウルトラマンガイア)
- 孤児院の子供達/みーみ(ウルトラマンコスモス)
関連項目
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