ノルヴラントとは、「ファイナルファンタジーXIV(FF14)」に登場する地名である。
概要
惑星ハイデリンの14に分かたれた世界のひとつ「第一世界」の特定の地域を指す地名。しかし第一世界は「光の氾濫」と呼ばれる大災害によって世界の9割がまともな生物の棲めない「無の大地」となってしまっており、残っているのがこのノルヴラントだけであるため、第一世界の全体を示す言葉として用いられることも多い。
ノルヴラントは「レイクランド」「アム・アレーン」「コルシア島」「イル・メグ」「ラケティカ大森林」「テンペスト」の大きく6つの地方に分けられる。人や獣人種族が暮らす村や集落は各所に存在するが、都市・国と呼べるレベルにまで発展しているのはレイクランド地方の「クリスタリウム」とコルシア島の「ユールモア」くらいである。
ノルヴラントは原初世界での「エオルゼア」に相当する地域であり、地形は非常に似通っている。レイクランドはモードゥナ、アム・アレーンはザナラーン、コルシア島はバイルブランド島、イル・メグはクルザス、ラケティカ大森林は黒衣森、テンペストはバイルブランド島近海に当たる。
プレイヤーは「漆黒のヴィランズ」編にて、光の氾濫から100年が経過したノルヴラントを訪れることになる。
「光の氾濫」とその影響
第一世界は元々、光の力が強い世界だった。「光の戦士」と呼ばれた英雄アルバートはその光の力を使って、あらゆる闇を払い続けた。しかし第一世界で暗躍していた「影の王」を倒したことで、光と闇のバランスが臨界点を越えて、光の氾濫が発生したのである。
人々と世界のために戦っていたアルバートとその仲間たちだが、この一件により「光の氾濫を引き起こした大罪人」のレッテルを貼られることになり、同時に「光の戦士」の称号も罪人を示すものになってしまった。
光の氾濫に飲み込まれるのを免れたノルヴラントだが、その影響は大いに受けている。「罪喰い」と呼ばれる光の魔物が跋扈し、人や動物を襲っているのである。その中でも特に強大なのが、前述した地方の内テンペストを除く5つの地方に1体ずついる「大罪喰い」であり、その強すぎる光の力によって空が光で覆われ、ノルヴラントから夜の闇が失われてしまった。
人々はいつか、夜の闇を取り戻してくれる「闇の戦士」が現れてくれることを信じて、滅亡目前ともいえるこの世界で強く生き続けている。
漆黒決戦 ノルヴラント
漆黒のヴィランズ編・パッチ5.3で挑むことになるインスタンスダンジョン(ID)。これまで冒険してきたノルヴラント各地をID形式で戦いながら巡っていくことになる。
コルシア島のユールモアを出発し、第1フェーズはアム・アレーン、第2フェーズはイル・メグ、第3フェーズはレイクランドを踏破していき、クリスタリウムを目指す。ラケティカ大森林とテンペストはこのIDの対象外である。
道中、これまでのノルヴラントでの冒険で出会った人々が道を切り開く手伝いをしてくれる。そのストーリー展開と相俟って、非常に盛り上がる展開となっている。
このIDをクリアし、その直後に控える討滅戦をクリアすれば、ノルヴラントでの冒険は大きな区切りを迎えることになる。
関連項目
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