ビルマ語 / ミャンマー語とは、シナ・チベット語族のチベット・ビルマ語派に属する言語である。
概要
読んだとおりミャンマーの公用語。名前が文語のビルマと口語のミャンマーで表記ゆれがあり(勘違いされがちだがビルマ→ミャンマーは別に国名を改めたわけではない)、日本における語学書でも呼称は統一されていない(一応学術的にはビルマのままいこうという主張が優勢ではある)。話者人口はほぼミャンマー内に限られ、5000万人程度いるとされる。
英語よろしく文字と発音のずれが激しいというあのあたりの言語では珍しい特徴を持つ。さらに上にも若干出てきたが文語体と口語体の乖離が激しく、東南アジア系の言語ではやや難易度が高い
文字体系
詳しくはビルマ文字の記事を読んでくれ。
音韻体系
母音
短母音 | 二重母音 | |||
---|---|---|---|---|
前舌 | 後舌 | 前舌 | 後舌 | |
狭 | i | u | ||
半狭 | e | o | ei | ou |
中間 | ə | |||
半広 | ɛ | ɔ | ||
広 | a | ai | au |
子音
唇音 | 歯音 | 歯茎音 | 後部歯茎音 /硬口蓋音 |
軟口蓋音 | 声門音 | 分類なし | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
鼻音 | m̥ | m | n̥ n | ɲ̥ | ɲ | ŋ̊ | ŋ | ɴ4 | ||||||
破裂音/破擦音 | p pʰ |
b | t d tʰ |
tɕ tɕʰ |
dʑ | k kʰ |
g | ʔ | ||||||
摩擦音 | θ | ð1 | s sʰ |
z | ʃ | h | ||||||||
接近音 (側面音) |
(ɹ)3 | j | (w̥)2 | w | ||||||||||
l̥ l |
声調
文法
基本的にはSOV型で日本語に近い文構造である。孤立語と膠着語の両方の特徴を持ち、助詞などで名詞・動詞との関係性を表していく。
そのため完了、経験、希望・願望・可能、さらに否定や疑問もそれを表す語を付け加えるだけで表すことができる。
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関連項目
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