下徳富駅は、かつて北海道樺戸郡新十津川町にあった、JR札沼線(学園都市線)の駅である。
概要
下徳富駅 | |
---|---|
しもとっぷ - Shimo-Toppu | |
基本情報 | |
所在地 | 北海道樺戸郡新十津川町字花月 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道 |
所属路線 | 札沼線(学園都市線) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 | 0.8人/日 (2014-2018年度の平均) |
開業年月日 | 1934年10月10日 |
備考 | |
駅テンプレート |
しもとっぷ | ||||||||
下徳富 | ||||||||
みなみしもとっぷ Minami-Shimo-Toppu |
しんとつかわ |
1934年に札沼北線が浦臼駅まで延伸され、当駅が開業した。さらに1935年には石狩当別駅まで延伸され全線開業したことから、路線名から"北"がとれて札沼線の駅となった。
掘っ立て小屋ながら雨風をしのげる駅舎もあり、ベンチが置いてあった。全部で10座席ほどだったが、はたしてこのベンチが満席になったことはあったのだろうか…
廃止当時は終点の一つ前の駅だった。2006年までは隣に中徳富駅(2代目)があったが、あまりの乗客の少なさに先行して廃止されてしまった。
当駅は1面1線の棒線駅だったが、かつて貨物列車が走っていたころは1面2線で行き違いが可能だった。駅舎とホームが線路一つ分くらい離れているのはその名残。
2020年5月7日、札沼線の北海道医療大学駅~新十津川駅が廃止され当駅も廃駅となった。しかし新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言のため、4月17日の運行以降当駅に列車が来ることはなかった。
新十津川町によると、今後駅舎や線路跡は取り壊して水田にするとのこと。
歴史と隣接駅の変遷
隣の駅 (浦臼方面) |
当駅 | 隣の駅 (雨竜・石狩沼田方面) |
---|---|---|
浦臼駅 | 下徳富駅 | 中徳富駅 |
隣の駅 (浦臼・石狩当別・札幌方面) |
当駅 | 隣の駅 (雨竜・石狩沼田方面) |
---|---|---|
浦臼駅 | 下徳富駅 | 中徳富駅 |
- 1943年10月1日 - 戦時下の不要不急線指定を受け、当駅を含む区間が休止される。
- 1953年11月3日 - 浦臼駅-雨竜駅間で不要不急線指定による休止が解除される。同時に隣駅の駅名が中徳富駅→新十津川駅に改称される。
隣の駅 (浦臼・石狩当別・札幌方面) |
当駅 | 隣の駅 (雨竜方面) |
---|---|---|
浦臼駅 | 下徳富駅 | 新十津川駅 |
隣の駅 (浦臼・石狩当別・札幌方面) |
当駅 | 隣の駅 (雨竜・石狩沼田方面) |
---|---|---|
南下徳富駅 | 下徳富駅 | 中徳富駅 |
隣の駅 (浦臼・石狩当別・札幌方面) |
当駅 | 隣の駅 (新十津川方面) |
---|---|---|
南下徳富駅 | 下徳富駅 | 中徳富駅 |
- 1979年2月1日 - 貨物の取り扱いが廃止され、当駅が無人駅となる。
- 1986年3月3日 - ダイヤ改正で当駅の列車が5往復から3往復に減らされる。
- 1991年3月16日 - 学園都市線の愛称が設定される。
隣の駅 (浦臼・石狩当別・札幌方面) |
当駅 | 隣の駅 (新十津川方面) |
---|---|---|
南下徳富駅 | 下徳富駅 | 中徳富駅 |
隣の駅 (浦臼・石狩当別・札幌方面) |
当駅 | 隣の駅 (新十津川方面) |
---|---|---|
南下徳富駅 | 下徳富駅 | 新十津川駅 |
- 2016年3月26日 - 北海道新幹線開業に伴うダイヤ改正により、3往復から1往復に減らされる。列車発車時刻は新十津川行きが9時21分、石狩当別行きが9時47分だった。
- 2018年3月17日 - ダイヤ改正で石狩当別行き列車の時刻が10時07分に変更される。
- 2020年5月7日 - 札沼線の北海道医療大学駅-新十津川駅間が廃止され、当駅も廃駅となる。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言を受けて運休が早まり、当駅に最後の列車が来たのは同年4月17日だった。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- 0
- 0pt