人名
日本の姓
地形・地名姓の一種。
特に長崎県に非常に多く分布しており、全国の浦さんのうち、3割ほどが長崎県にある。特に佐世保市付近や五島列島で多い。東彼杵郡東彼杵町には非常に多く、町内で2番目に多い苗字となっている。また、北松浦郡小値賀町で苗字軒数ベスト10入り。実数では佐世保市が最多となっている。
また、和歌山県や石川県にも多い。和歌山県東牟婁郡古座川町、同郡太地町では苗字軒数ベスト15入り。石川県では金沢市付近や能登地方で多く見られる。
志摩国に浦氏があった。志摩国浦(現・三重県志摩市浦村町)発祥。また、安芸国にも浦氏があった。安芸国豊田郡浦郷(現・広島県三原市・竹原市の海岸線の境界付近)発祥。桓武平氏小早川氏族。江戸時代は長州藩士となった。
実在の人物
- 浦えりか(うら・えりか):グラビアアイドル、プロレスラー
- 浦和雄(うら・かずお):プログラマー。アダルトゲームブランド「アボガドパワーズ」のメーカー・有限会社スケアクロウの元代表
- 浦和重(うら・かずしげ):ボート選手
- 浦茂(うら・しげる):陸軍軍人、航空自衛官
- 浦昭二(うら・しょうじ):工学者
- 浦環(うら・たまき):工学者。浦太郎の息子
- 浦太郎(うら・たろう):数学者
- 浦大典(うら・ひろのり):芸術家
- 浦雅春(うら・まさはる):ロシア文学者
中国語圏の姓
- 浦源 - 元末明初の文人
架空のキャラクター
地名
- 青森県青森市浦町
- 青森県黒石市浦町
- 宮城県遠田郡涌谷町浦町
- 新潟県魚沼市浦町
- 新潟県長岡市浦
- 新潟県新発田市浦
- 愛知県田原市浦町
- 兵庫県淡路市浦
- 佐賀県唐津市浦
- 大分県中津市浦町
- 宮崎県えびの市浦
- 鹿児島県大島郡龍郷町浦
漢字として
- 意味
- 水際、川べり、川に支流が合流する地点、河口、という意味がある。日本語だと、入江という意味がある。
- 〔説文解字・巻十一(段注本)〕に「水瀕なり」とある。
- 字形
- 形声で声符は甫。
- 音訓
- 音読みはホ(漢音)、フ(呉音)、訓読みは、うら。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 浦鷗・浦口
関連項目
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