概要
八重洲無線株式会社とはアマチュア無線機や業務用無線機、航空用無線機などを製造する無線機器製造会社である。
1998年に日本マランツを吸収し、2000年には「バーテックススタンダード」と社名を変更する。
しかし2012年、アマチュア無線機と業務無線機などの業務について分割し、「八重洲無線株式会社」が復活する。(なお、当初の八重洲無線は中央区八重洲にあったが、現在は品川区である)
業務用無線や特別小電力無線などは屋外で目にする機会があるが、他メーカと比べてよくいえばシンプル。
アイコムやケンウッド、アルインコですらカラフルで丸みを帯びたデザインが多いのに八重洲は黒かシルバーのみ。その数少ないシルバーのうちの一つ(FTH-80)はモトローラとのOEMだった。
しかし、そういったシンプル イズ ベストなデザインに惹かれる人も数多い。かくいう私もその一人でね。
アマチュア無線機について
アマチュア無線のユーザーであればケンウッド、アイコムなどと並び、その名を知らないものはいないほどの有名どころであり、卓越した技術と信頼の回路設計で耐久性に優れ業界内でその地位を不動のものとした。
4級初心者からたのしめるハンディー機VX-1が一世を風靡したのはあまりにも有名な話である。
ハンディ機についてはC4FMデジタル変調方式を採用したFT1D、FT2Dがラインナップされており、FT2Dにおいてはカメラ付のマイクロホンを使用することにより画像の送受信も楽しむことができる。また、GPSユニットが内蔵されており、位置情報を無線で交換し合うAPRSも手軽に体験できるようになった。また、従来のアナログ式であるVX-8シリーズのほか、小型のテンキーレスモデルであるVX-3などがC4FM機の登場で若干値下がりしており、根強い人気を誇る。
オールモード機(CW・FM・SSBなどが送受信できる機器のこと)で人気があるFT-817については、別途CQ出版より解説本が出ているほど人気が高い、それどころかパーツ機器メーカーよりFT-817用と冠されたチューナやDSPも市販されている事からその人気振りがうかがえる、なおDSPユニットの取り付けにはトップパネルの穴あけ加工が必要な事から自信のないユーザーはメーカーに頼んだほうが無難だろう、、純正パーツとして水晶発信機やコリンズメカニカルフィルター3種が出ている、フィルターはいずれかひとつしか増設できないので自分の使う周波数のものを選ぶ仕様である、ほかにアルミ削りだしジョグダイヤル、専用スタンド、WWANDアンテナ、TCS同調回路つきカウンターポイズ、超小型トラベルチューナ、メッセンジャーメモリーキーヤー、専用ACアダプタ、などがある。
最大質力は5Wとやや少ないがその分長時間の運用がかのうであり、このサイズである、徹底的に小型化してさらに必要な機能も詰め込んだのでかばんにも入ってしまうほどであり、持ち運びが容易である、アマチュア無線ユーザーすべてにお勧めの無線機であり初心者から上級者までもとりこにする機種。
モービル機(主にバイクや車に取り付けて使う無線機)においても、バイクで使うことを念頭において開発されたFTM-10においては防水仕様(IP57相当)のFTM-10Sやオプションでバイク用の車載マウントもラインナップするなど、他社とは一味違うラインナップをしている。
また、アマチュア無線機ではないがハンディ機サイズの広帯域受信機もごく少数ラインナップされており、
現行機として「VR-160」、旧世代機として「VR-150」、「VR-5000(販売終了)」が存在する。
こちらは免許が無くても所持できるので、無線の世界を覗いてみたい人はここから入るのもお勧めである。
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関連項目
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