概要
・古着とは
①主にリサイクルショップなどで販売される中古衣料
②海外から輸入された古い衣類
この2種類が該当する。
①に関しては一度でも着用した服であれば、他人の手に渡れば古着となる。例えば、成長して着られなくなった子供服などを親戚の子供に譲ったとしてもそれは古着となる。リサイクルショップの他にも、フリーマーケットやメルカリなどで個人が自らが着用した古着を売るのもよくあることである。主にセカンドストリートやオフハウス、キングファミリーなどの大手リユースショップで安価で売られている。
②に関してはアメリカやヨーロッパ、東南アジアから輸入された古いヴィンテージ(ビンテージ)衣類が人気である。後者は東京の下北沢や高円寺、名古屋の大須、大阪のアメリカ村が古着屋のメッカである。近年ではヴィンテージのバンドTシャツやアニメTシャツが高額で取り引きされている。
前近代の古着
歴史上、服を安定して大量に供給できるようになったのは産業革命以降、あるいはさらに後であり、それ以前の社会では、新しい服は非常にコストがかかるものであった。必然、古着の需要が非常に高かった。
- 既製服普及以前の衣料品流通の光景 - 公益財団法人 京都服飾文化研究財団
- 古代や中世の「服」は自動車並みの価格で取引されていた - Gigazine
- 古着でひもとく日本リサイクル史 第2回 江戸の一大古着ビジネス - かもめの本棚
上記のリンク先などを参照してほしいが、日本でも海外でも古着の需要は非常に高く、その流通網は広く張り巡らされていた。古着はとことん使い倒され、最後は布や糸にまで戻され再利用され続けた。
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関連項目
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