「四角い宇宙で待ってるよ」とは2009年7月22日に発売されたシングル、およびそれに収録された楽曲である。
概要
テレビアニメ『咲-Saki-』の後期エンディングテーマで、第15局以降「残酷な願いの中で」と交互に使用された。同作品のメインキャラクターの声を担当している植田佳奈、小清水亜美、釘宮理恵、白石涼子、伊藤静の5人が歌っている。
咲-Saki-の主題歌といえばいわゆる軽音楽系のサウンドが多いが、この曲はシンセを多用した電子音楽系のサウンドである。今までの主題歌とはがらりとイメージが変わったこの曲がテレビで流れた当時、衝撃を受けた視聴者の方もおそらくいることだろう。
作詞は前期に引き続き畑亜貴が担当。前期のエンディングである「熱烈歓迎わんだーらんど」の流れを汲み、麻雀用語が散りばめられた歌詞となっている。
テレビアニメでは前期のエンディング同様、咲-Saki-のキャラクターたちがちびキャラとなって登場する。登場するのは前期のエンディングで登場した清澄高校に加え、新たに龍門渕高校、鶴賀学園、風越女子高校のキャラクターたち。このエンディングが放送されていた当時が夏だったためか、全員が水着姿で描かれている。(余談だがテレビアニメ『咲-Saki-』では県大会までが描かれており、春の設定である)
CDジャケットには上記のエンディングで登場する宮永咲、原村和、片岡優希、染谷まこ、竹井久の5人が描かれている。
残念ながらCDにカラオケバージョンは収録されないが、同曲のリミックスバージョン、そして「熱烈歓迎わんだーらんど」のリミックスバージョンが同時収録されている。これらもまた違った雰囲気のアレンジで楽しめるのでぜひ聞いてみて欲しい。
これは個人の解釈に過ぎないが、「四角い」は麻雀卓、「待ってるよ」は麻雀の「待ち」に掛けたものか。「宇宙」とはオカルトやデジタルなど様々な打ち手が共存している様子、もしくは運や確率といった簡単なものさしでは推し量れない「麻雀」というゲームの本質を表現しているのかもしれない。
宇宙麻雀は関係ない。
歌詞に登場する麻雀用語
すべてを説明しようとすると長くなってしまうので、一部のみ紹介する。
- テンパイ即リー
- 「テンパイ即リーチ」の略。テンパイ(あと1枚で和了りの状態)したらすぐにリーチをかけること。よく議論となることがあるが、テンパイ即リーが最善手かどうかは状況による。
- ぶっとび
- 持ち点がマイナスになること。「ハコテン」も同じ意味。作中の大会では0点はハコテンとはならず、誰かの持ち点がマイナスになった時点で試合が終了するルール。
- しーさんぷたぷた
- 「十三不塔」(シーサンプーター、シーサンプトウ)のこと。詳細は該当記事にて。あくまで推測だが作中に登場しないため、大会ルールでは採用されていない役の可能性あり。
- かんちゃんずっぽし
- 搭子のうち順子の真ん中の牌がない状態を「嵌張(かんちゃん)」、その牌が手牌に入ることをずっぽし、ずっぽりと呼ぶ。
カバー
テレビアニメ「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」のBlu-ray第1巻の初回特典として付属する「すぺしゃるCD」に、阿知賀女子学院のメインキャラクターの声を担当した、悠木碧、東山奈央、花澤香菜、MAKO、内山夕実の5人が歌うカバーバージョンが収録されている。アルバム「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A キャラソンベストアルバム THE 夢のヒットスクエア 阿知賀編」にも収録。
なお、このカバーバージョンは劇中では使用されていない。
音MAD
海外では同曲(前述のCDに収録されているものとは異なるカバーバージョン)を用いた音MADが人気となっている。詳しくは「Am I Waiting on a Square Space?」の項目を参照。
関連動画
四角い宇宙で待ってるよに関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
関連コミュニティ
関連項目
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