城島怒りのテーマとは、元プロ野球選手でシアトル・マリナーズの2番手捕手だった城島健司が
怒った際に流れるテーマソングである。
起源
現地シアトルの日付で2006年5月19日、シアトル・マリナーズはインターリーグ(交流戦)で、サンディエゴ・パドレスとの3連戦の初戦をマリナーズの本拠地、セーフコ・フィールドで迎えていた。試合は、2回裏に城島の本塁打で先制、3回裏にはホセ・ロペスとリッチー・セクソンの本塁打が飛び出し、4回裏が終わった時点で1-3とマリナーズがリードしていた。
5回表、勝利投手の権利が懸かるマリナーズの先発投手ジャロッド・ウォッシュバーンは、ビニー・カスティーヤとジョシュ・バーフィールド(読売ジャイアンツに所属したジェシー・バーフィールドの息子)に連打を浴び、ジョシュ・バードの犠飛で1点を返される。さらにエリック・ヤングに死球、マイク・キャメロンに四球を与え、一死満塁のピンチを背負った。迎えるは3番打者のブライアン・ジャイルズ。カウント2ボール0ストライクとなった後の3球目、ウォッシュバーンのストライクを取りにいった投球をジャイルズは右方向に打ち上げた。右翼手のイチローはそれを捕球するとすかさずバックホーム。三塁走者のバーフィールドは犠飛による得点を狙い本塁突入を試みたが、イチローの送球はバーフィールドが本塁に到達するより速く城島のミットに収まっていた。するとバーフィールドはホームベースを狙わず、城島へのタックルを試みた。城島はタックルを受け後方に一回転するが、ボールを離す事は無かった。さらに城島は体を起こすと、バーフィールドのいる方向を睨みつけるような表情を見せた。のちに城島はこの時の心情について、「なんでこんなに痛いんだろう、と思った」と語っている。
このプレーの後、中継ではリプレイが流されていたが、その時である。リプレイ映像がバーフィールド本塁突入の瞬間に差し掛かった時、どこからともなく熱いBGMが流れてきた。これが「城島怒りのテーマ」の起源である。
なおマリナーズは敗れた勝った。
実際には
城島が怒ったゆえに流れた音楽では無く、アメリカ合衆国のスポーツ専門チャンネルFOXがMLB中継の際、攻守交替時(CM入り前)に流す音楽(MLB on Fox Themeのうちの一つ)である。
関連動画
城島は出てきていないが・・・
関連項目
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