外国人観光客とは、海外から日本に観光目的で訪れる人々のことである。訪日客、インバウンドともいう。
概要
日本は、フランスなど世界の観光大国と比べるとそれほど外国人観光客が多い国ではない。統計によると、2014年の外国人観光客数ランキングでは世界22位である。これは、ヨーロッパの国々と比べて地理的に孤立しているため気軽に訪れることができないのが理由の1つでもあるが、外国人向けの広報の不足などもあった。そのため、政府はビジット・ジャパン・キャンペーンとよばれる訪日促進キャンペーンを2000年代より展開している。
当初は、2010年までに訪日観光客を1000万人に増加させることが目標であったが、2008年に起こったリーマンショックからの世界的不況により、訪日観光客は予想よりも伸び悩んでいた。しかし、2012年に発足した第2次安倍内閣による円安政策や、ビザの緩和により、近年外国人観光客数は急増の気配を見せている。2013年には1000万人を突破し、2015年には1500万人を突破。2000万人の大台も視野に入れている。2015年には『爆買い』がユーキャン・新語流行語大賞を受賞した。
国別訪日外国人観光客数
1位 | 台湾 | 2,829,821人 |
2位 | 韓国 | 2,755,313人 |
3位 | 中国 | 2,409,158人 |
4位 | 香港 | 925,975人 |
5位 | アメリカ | 891,668人 |
6位 | タイ | 657,570人 |
7位 | オーストラリア | 302,656人 |
8位 | マレーシア | 249,521人 |
9位 | シンガポール | 227,962人 |
10位 | イギリス | 220,060人 |
やはり、地理的に近いアジア地域からの観光客が多い。香港を中国に含めた場合中国人観光客が1位になる。台湾人観光客は中国人と並び日本に多く訪れているが、言語が同じなため、中国人として見られてしまうことも多いようである。
関連動画
関連商品
関連項目
- 0
- 0pt