妾とは、以下のことを表す。
漢字として
妾
- Unicode
- U+59BE
- JIS X 0213
- 1-30-10
- 部首
- 女部
- 画数
- 8画
- 意味
- 女性の謙称、女性の奴隷、めかけ、側室、貴人に仕える女性、神に仕える女性、女子、という意味がある。また女性の謙譲の一人称に使われる。
- 〔説文解字・巻三〕に「辠(つみ)の有る女子なり。之れを給事せしめ君に接する得る者なり」とあり、接と妾の音によって解説する。また〔春秋左氏伝・僖公十七年〕から「女を人妾と爲す」を引用し、「娉(めと)らざるなり」と、めかけの意味を載せる。
- 字形
- 辛+女の会意。辛は入れ墨を入れる針の象形で、入れ墨をした女性という意味。奴隷や神に仕えるもののこと。男性は童。
- 音訓
- 音読みはショウ(漢音、呉音)、訓読みは、めかけ、わらわ、はしため。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 妾を声符とする漢字には、接、淁、菨、椄、翣、霎、鯜などがある。
- 語彙
- 妾侍・妾出・妾身・妾人・妾宅・妾妃・妾婦・妾媵
異体字
関連項目
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