宿とは、以下のことを表す。
漢字として
- 意味
- やど、やどる、住む、住まい、とどまる、とのい、落ち着く、旅籠、古い、久しい、長く続いた、年功を積んだ、前世からの、前夜からの、やすんずる、守る、(肅と通じて)つつしむ、(夙と通じて)早いという意味がある。
- 〔説文解字〕の本字は㝛で〔説文・卷七〕には「止まるなり」とある。
- 字形
- 諸説ある。〔説文〕は𠈇声の形声で、𠈇を夙の古文としている。𠈇は、人が筵の敷物で寝るという字。ほかに、宀+𠈇の会意で、家の中の席につく意とする説、廟に寝泊まりする意とする説などがある。
- 音訓
- 音読みはシク(漢音)、シュク、スク(呉音)、訓読みは、やど、やどる、やどす。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 宿を声符とする漢字には、摍、縮などがある。
- 語彙
- 宿痾・宿悪・宿意・宿営・宿衛・宿駅・宿縁・宿願・宿業・宿志・宿舎・宿将・宿酔・宿世・宿星・宿題・宿直・宿敵・宿徳・宿場・宿泊・宿便・宿命・宿老
異体字
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