巣とは、動物や昆虫などが作るスペースのことである。冬眠や子育てなどに用いる。
漢字として
- 意味
- 旧字体は巢。
- す、すくう、すをつくる、隠れが、棲み家、あつまる、大笙。
- 〔説文解字・巻六〕に「鳥の木上に在るを巢と曰ふ。穴に在るを窠と曰ふ。木に从ひ、象形」とある。〔爾雅・釈楽〕に「大笙を之れ巢と謂ふ。小なる者は之れ和と謂ふ」とある。
- 字形
- 木に作られた鳥の巣の象形。
- 音訓
- 音読みはソウ(漢音、呉音)、訓読みは、す、すくう。
- 規格・区分
- 巣は常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 字書によって木部、巛部、⺍部とされる。〔康煕字典〕では巢の部首は巛。〔説文〕では巢は部首(巢部)である。ほかに𡬯が属する。
- 声符
- 巣を声符とする漢字には、勦、漅、摷、鄛、樔、璅、𥲀、薻、繅、轈などがある。
- 語彙
- 巣窟・巣穴・巣巣
異体字
- 0
- 0pt
この記事は自動でリンクされないように設定されています!