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とは、怠惰という意味の漢字である。

漢字として

Unicode
U+60F0
JIS X 0213
1-34-38
部首
忄部
画数
12画
音読み(常用)
訓読み(常用)
-
意味
なまける、やる気がない、だらける、締まりがない、つつしみがない、という意味がある。
説文解字〕の本字は憜で〔説文・巻十〕に「敬(つつし)まざるなり」とある。惰は「憜、ひは𨸏を省す」とある異体字。また〔左氏伝・僖二年〕から「玉を執るに憜(おこた)る」を引用する(現在テキストでは「玉を受くる惰る」)。
字形
符は隋。隋に崩れる意がある。〔説文(段注本)〕では𡐦の省略形が符であるとしている。
音訓
音読みはタ(音)、ダ(音)、訓読みは、おこたる。
規格・区分
常用漢字である。JIS X 0213第一準。1946年に当用漢字に採用され、1981年常用漢字になった。
語彙
惰懈・惰気・惰傲・惰性・惰眠・惰・惰游・惰容

異体字

Unicode
U+619C
JIS X 0212
30-69
部首
忄部
画数
15画
Unicode
U+5AA0
JIS X 0213
2-5-67
JIS X 0212
25-83
部首
女部
画数
12画
𢞑
Unicode
U+22791
部首
忄部
画数
13画
𢢠
Unicode
U+228A0
部首
心部
画数
17画
𢣖
Unicode
U+228D6
部首
忄部
画数
17画
𡡙
Unicode
U+21859
部首
女部
画数
15画
𢡢
Unicode
U+22862
部首
心部
画数
16画
𢣝
Unicode
U+228DD
部首
忄部
画数
17画
  • 憜は、〔説文〕が本字とする字。JIS X 0212補助漢字
  • 媠は、〔説文〕にある古文。〔説文〕の嫷字の説明には嫷の異体字とある。JIS X 0212補助漢字JIS X 0213第四準。
  • 𢞑は、〔玉篇〕にある古文
  • 𢢠は、〔集韻〕にある古文
  • 𢣖は、〔正字通〕に惰と同じとある異体字。
  • 𡡙は、〔字彙補〕に惰と同じとある異体字。
  • 𢡢は、〔漢語辞典・異体字表〕にある異体字。憜の異構の字。
  • 𢣝は、〔漢語辞典・異体字表〕にある異体字。〔篇〕に「音惰。懶𢣝なり」とある。

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