教とは、以下のことを表す。
漢字として
- 意味
- 旧字は敎。
- 教える、指導する、信教、宗派、学校、~させる、という意味がある。〔説文解字・巻三〕には「上の施す所は、下の效(なら)ふ所なり」とある。
- 字形
- 爻+子+攴の会意。爻は交叉したものを表す字だが、ここでは学び舎を表し、攴は叩くという意味だが、ここでは教鞭を表す。〔説文解字〕は、孝+攴の会意としているが、甲骨文や金文の形は孝と異なる。
- 音訓
- 音読みはコウ(漢音)、キョウ(呉音)、訓読みは、おしえる、おそわる。名のりに、かず・こ・たか・なり・のり・みち・ゆき、がある。
- 規格・区分
- 教は常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 教は〔説文解字〕では部首である。ほかに斆を収める。斆は、その篆文が學(学)とされる字。
- 語彙
- 教育・教化・教科・教会・教戒・教誨・教官・教義・教訓・教示・教旨・教師・教室・教主・教授・教書・教条・教職・教祖・教団・教卓・教壇・教典・教頭・教導・教鞭・教本・教門・教諭・教養・教理・教練
異体字
- 敎は旧字体。
- 𧧿は、〔説文解字〕にある古文。〔字彙〕に「敎の本、言に從ふ。言を以て之れを敎すなり」とある。
- 𤕝は、〔説文解字〕にある古文。
- 𢻍は、〔龍龕〕にある異体字。
- 𢺽は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𢼂は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𢼅は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
関連項目
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