概要
「シャイニング・ビクトリーズ」(2016年1月9日発売)で登場。
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、
このカードを手札から捨てて発動できる。
自分のEXデッキのカード1枚を選んでお互いに確認する。
その後、相手のEXデッキを確認し、
選んだカードの同名カードがある場合、その相手の同名カードを全て除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
《幽鬼うさぎ》の次に登場した「妖怪少女」シリーズのモンスター。
相手のEXデッキのモンスターを除外することで相手の展開を妨害する役割を持つ……のだが、除外したカードが相手にとって重要な中継・着地点であった場合、機能停止に追い込むことも可能。
条件として、相手フィールドのモンスターが自分フィールドのモンスターよりも多く存在する必要である。これについて、後攻は言うまでもなく、先攻でも閃刀姫やエルドリッチなど場のモンスターが1~2体が基本のテーマであれば容易に満たせてしまう。
EXデッキの表裏は問わないためペンデュラムモンスターも除外可能。ただし、自他共に同じカードがEXデッキに存在する必要があるため、基本ミラーマッチでしか発生しない。
このカードで相手のEXデッキを除外することは至難の業である。
1.相手のデッキを把握する必要がある。
EXデッキには融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターが最大15枚入れることが出来るが、カー ドプールが豊富な遊戯王で対戦相手が入れるであろうモンスターを予測しなければならない。従って、環境の変化から対戦相手の嗜好まで多種多様な情報を頭に入れておく必要がある。最も、後者は対戦相手がわかっていればの話だが。
2.自身のデッキ・EXデッキを逼迫するリスクが存在する。
浮幽さくらやEXデッキに対応するモンスターを入れることは、本来のデッキが持つ戦術の幅を狭めるリスクがある。特にEXデッキは15枚しか無いため、テーマによっては除外させるためのカードを入れるとEXデッキを逼迫することになる。
上記以外にも《墓穴の指名者》で無効にされるといったリスクが存在する。
活用方法
1.相手のEXデッキのモンスターを確認することでアドバンテージを得る
浮幽さくらの除外効果は「同名カードがある場合」だが、無かった場合の効果は記載されていない。そのため、「手札1枚を捨ててEXデッキのカードを見せるだけで相手のEXデッキ全て確認出来る」というメリットが残る。公開情報の差で優位に立てるかどうかはプレイヤーの腕の見せ所。
2.環境が特定のテーマ・カードに偏っている時に採用
第10期~第11期の《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》、第11期の《D-HERO デストロイフェニックスガイ》のような特定のモンスターが多くのデッキで採用されている場合、メタとして大きな機能を持つ。
このことはテーマにも言えることで、第10期初期の【SPYRAL】や第11期の【スプライト】・【イシズティアラメンツ】のようなミラーマッチになりやすい環境下で通れば非常に強力。
3.EXデッキの枠が余るか、そもそも使用しないデッキでの採用
《轟雷帝ザボルグ》のように自他共に墓地送りが前提のカード、【真竜】【ふわんだりぃず】のような通常召喚がメインのデッキではEXデッキのモンスターを出すことは殆どないため、浮幽さくらによる除外用の枠を確保するのが容易である。
特殊な例:召喚方法が制限されたレギュレーションで開催される大会・イベント
2で記載した環境による変化とは別に、非公式の大会やマスターデュエルにおける「リンクReg.」のような召喚方法が限定されたイベントでも、テーマに偏りがあれば採用する価値はある。
関連項目
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