マッチ(Match)とは、
- 着火するための道具。漢字表記では燐寸。「小箱マッチ」「ブックマッチ」「摩擦マッチ」などの種類がある。当記事で解説。
- 試合のこと。「タイトルマッチ」「マッチメイク」等。
- うまい具合に合致すること。「需要と供給がマッチする」等。
- 木材製品について「ブックマッチ」という場合、「開くと模様が左右対称になり、閉じると模様が一致する」という意味になる。
- 大塚ベバレジから発売した炭酸飲料。黄色と水色のパッケージ。大人が飲んだら逮捕。
- 歌手・俳優・レーサーである近藤真彦の愛称。ジャニーズ事務所の取締役でもある。
- プロ野球選手である松田宣浩の愛称。福岡ソフトバンクホークスに所属している。
- パリス・マッチ(paris match) - 日本の2人組バンド。3人組だった期間が長い。
- 漫画「シャーマンキング」の登場人物であるマチルダ・マティスの通称。
- 漫画「トリコ」の登場人物→マッチ(トリコ)
- アニメ「ハイスクール・フリート」の登場人物である野間マチコの愛称。
- マッチメーカー - ロボットバトルシミュレーションゲーム。
- ザ・マッチメイカァズ - フリーで効果音素材を公開しているサイト。多くの動画で利用されている。
- 格闘ゲームプレイヤー。
- ゲーム実況プレイヤー。飲み物厨メンバーの1人。4.の飲料名が出典元。
- ニコニコ生放送主(MATCH)。詳しくはコミュニティ
参照。
- 目が細い人を表す仇名・蔑称の1つ。
概要
使い方
木の棒の先端に丸い火薬(頭薬)がつけられており、この火薬を木の棒(軸木)を持って、ほとんどの場合はマッチ箱の火薬(側薬)と摩擦させることで火をつける。空気が湿っているときは火がつきにくく、何本かダメにしてしまうこともある。
火がついた後は、木の棒の部分を持って火をつける対象に炎を近づける。火薬部分を下向きにすると火の勢いが増す。ただしその代わりに、木の棒の部分が早く燃えてしまうため持続時間が短くなるうえ、やけどの危険も高まる。上向きにすると火が長持ちするようになる。
使用後のマッチをその辺りに放置すると火災になってしまう可能性があるので、「もえがら入れ」などの専用の場所に入れる。
成分・近年の扱い
主な成分は、頭薬が塩素酸カリウムと膠(にかわ)、側薬が赤リンと硫化アンチモン。軸木にはアスペンなどの木材が使われており、さらに燃える火の勢いの調整のためパラフィンなどが染み込んでいる。
過去には焚火や暖炉、たばこなどでの需要が高かったが、ガスコンロやライターなどより簡単・便利に火を起こす道具が増えたため、近年はマッチの生産・消費量は減少している。仏壇・お墓での線香などで使う機会があるが、近年はそれもライターに切り替わりつつあるうえ、仏壇がある家庭も徐々に少なくなってきている。
学校での理科の授業ではマッチが使われることが多い。ライターを使わない理由には、「マッチの使用方法をここで学ぶ」「ライターだと容易に火がついてしまうため危険」「単純に昔からマッチを使っている慣習が残っているだけ」など諸説考えられる。
その他
中小企業で生産されることが多く、日本では兵庫県姫路市での生産が多い。童話「マッチ売りの少女」も有名。
着火以外の目的では、手品やクイズに使われることもある。「1つ動かして(置いて)○○を作る」などのクイズでは「マッチを立てて置いて点にする」等の方法もある。
他の着火器具と同様、使い方によっては人命に関わる場合や犯罪となる場合もあるので注意。
種類
小箱マッチ
現在流通するマッチの中で最多の種類。箱の中にマッチが何本も入っている。横に側薬がついているため、これと摩擦させることで火をつける。
缶マッチ
円筒形などの缶に入っているマッチ。側薬は蓋の裏側に入っていることが多い。
ブックマッチ
簡便に折られた厚紙の中にマッチが入っている。側薬は紙を開くと下側にあることが多い。
店頭で販売するよりも、喫茶店やレストラン、ホテルなどで広告のために配布されることが多かった。近年ではマッチの需要が減少し、配布する意義もなくなってきたため、2022年6月をもって日本国内での製造は終了する予定。
摩擦マッチ
頭薬に黄リンを使用した、上着やその辺の壁などにこすっても火がつく種類のマッチ。トムとジェリーのトムの尻でも着火する[要出典]。
1831年にフランスで発明されており、後に1855年にスウェーデンで発明された、上記のような側薬があるマッチを「安全マッチ」と呼ぶことがある。危険性や工場労働者の黄リン中毒などの問題もあり、摩擦マッチは現在では日本国内では製造されていない。
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
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