石灰石(石灰岩)とは、ローゼンメイデン第10ドール炭酸カルシウムを主成分とする岩石である。また、鉱物資源である。
概要
炭酸カルシウム(CaCO₃)やそれを含む生物遺骸などが流水の堆積作用によって堆積してできた岩石のこと。このため、堆積岩(砂や土、火山灰や生物遺骸が固まってできた岩石)に分類される。
よく、小中学校の理科の実験で、「石灰石を塩酸の中に入れると溶けますよ」という実験を行うので、「あー昔なんか溶かしてたわー」という人もいるのではないだろうか。あの石である。
水中の炭酸カルシウムが沈殿してできたものと、サンゴ、フズリナなどのカルシウムを含む生物遺骸が堆積してできたものがあるので、しばしば生物遺骸を含んだ化石として見つかることもある。
資源として
「日本は資源が乏しい国である」とよく地理で習うと思うが、実はこの石灰石、日本が100%外国に頼ることなく自給できる資源なのである。「こんな石なんか豊富に取れてもしゃあないやんか」と思われるかもしれないが、この石灰石、様々な使い道があるのである。
例えば、弱酸性の雨に溶けやすいので、カルスト地形や鍾乳洞も石灰岩が作り出す地形である。このように観光資源になる他に、工業的にも重要な資源である。有名な物ではセメントの原料として知られている。今あなたが住んでいる住居に使われているセメントも、石灰石から作られたものである。また、製鉄の際にも、直接石灰石が溶けて鉄になったりするわけではないが、不純物を取り除くために、石灰石を使う。
また、高級な建築材料として大理石が有名であるが、この大理石、実は石灰石が地下のマグマの熱を受けてできた岩石なのである。
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