概要
建物の縁に沿い、畳の部屋の周りに作られている板敷きの通路。現在は壁や雨戸で外界と仕切られる事も多いが、もともとは寺院などでみられるような吹きさらしのもので、吹き込む雨風から畳を守るために設けられていた。過ごしやすい季節は日向ぼっこ、夏は日差しを遠ざけ、風通しを良くするため夕涼みなどに用いられる。
ここから転じ、魚の背びれ、尻びれを動かす筋肉の付き方が縁側に似ているため「えんがわ」と呼ばれ、寿司ネタなどに用いられている。1匹からわずか(ヒラメなら1匹で寿司4貫)しか取れないため珍重される。回転寿司で出てくるえんがわはヒラメの代用魚のものであることが殆どで、主にカラスガレイのものが用いられている。「えんがわ」は「トロ」と同じように部位の名前でしかないので、別に嘘を言っているわけではない。
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