色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(しきさいをもたないたざきつくると、かれのじゅんれいのとし)とは、村上春樹による長編小説である。
概要
村上春樹の13作目の長編小説。2013年に発表。タイトルに含まれる『巡礼の年』は、フランツ・リストのピアノ独奏曲集を指す。
発売前は、「つくる」が動詞にも読めてしまうため「タイトルの意味がわからない」と言った困惑の声も見られた。
あらすじ
名古屋。高校生の多崎つくるは、四人の友人と行動を共にしていた。彼らは名前に色が含まれており、互いをアカ・アオ・シロ・クロと読んだ。つくるだけが名前に色を含まなかった。
5人は仲の良いグループであったが、大学2年生のある日、つくるはグループの全員から絶縁を告げられてしまう。それから死ぬことばかり考えていたつくるは、やがて鉄道の駅をつくる仕事に就く。二歳年上の木本沙羅と恋人になったつくるは、彼女に促されて大学2年生のあの日何が起きたのかを探り始める。
関連リンク
関連項目
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子記事
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