追加効果(additional effect; secondary effect)とは、電子ゲームおよびカードゲーム・テーブルゲーム等で用いられている用語で、あるコマンドまたは行動(技・呪文・特殊攻撃など)の発動に際して通例その直後に発動する副次的な効果の事である。付加効果、付与効果などとも呼ばれる。
追加効果で最も代表的なものに毒付与効果があり、これは対象に攻撃を行った時、一定確率(またはルーレット・ダイスなどによる判定)で対象を毒状態にするというものである。他にも睡眠・麻痺・石化などの各種状態異常を付与するもの、バフ/デバフ効果を付与するもの、HP/MP回復などのステータス回復効果を付与するものなど作品によって様々な追加効果が同様の仕組みで実装されている。また追加効果によっては直接与ダメージが上乗せされるタイプもあるが、副次的効果の為控えめなダメージに留まるものが多い。
追加効果は特定のキャラクター(特に敵モンスター)や装備品が特殊能力として恒久的に有している場合もあれば、呪文・スキル等によって一時的に追加効果を持たせられる場合もある。また技自体に追加効果が付いているタイプのものもあるが、補助魔法/スキル・アイテム使用などによって直接的に得られる効果については通例追加効果とは扱われない(『ドラゴンクエスト』シリーズを例に取ると「まどろみのけん」装備キャラによる攻撃で相手が一定確率で睡眠状態になる効果は追加効果だが、同アイテムの道具使用による眠り付与は追加効果ではない)。また攻撃のみならず、防御・回避、回復などの行動にも追加効果が発生するシステムもある。尚使用者側キャラクターへのデバフやダメージなど使用者側に不利に働くものについては反動や代償といった名称で呼ばれる事が多い。
◆追加効果の発動時にはメッセージの表示ないしは専用のエフェクト・SEが用意されている事が多く、これによって効果発動をプレイヤーに知らせている。
◆追加効果を持つ攻撃・技・装備品などは、これを持たないものに較べて基本威力が割引かれていたり、MP消費などを伴う場合が多い。またシステムによっては強化によって追加効果を技・装備品などに付与する事を可能としており、その場合スロット象嵌方式などで上限を設けている。
◆ゲーム作品に広く採用されているシステムである「クリティカル」や、一部の作品で採用されている「追撃」システムも広義には追加効果の一種とみなせる。
関連動画
リンク
関連項目
- 0
- 0pt