銀杏とは、中国原産の樹木で、観賞・材木用として栽培されるだけでなく、食用にもなる裸子植物(イチョウ)。また、その種子(ギンナン)である。
概要
日本では街路樹としてどこにでも栽培されている樹木で、扇のような形をした葉が特徴の針葉樹である。
葉は秋頃になると緑色から黄金色に変化してとても美しくなることもあり、さまざまな地域で街路樹として栽培されている。
11月頃になると実ができるが、落下した実は足の臭いにも似た独特の臭いを放つ。
果肉は触れると皮膚炎を起こす物質も含まれているため、取り扱いには注意が必要である。
果肉の中にある種は同じく銀杏と書いてギンナンと読み、その中にある仁は加熱調理して食べることができる。
ギンナンは、火を通して食べるとモチモチとした食感と独特の苦みを楽しめるので、酒によく合う。
また、ビタミンのほか、鉄分やカリウム、ナイアシンやマグネシウムが含まれているため美肌効果も期待される食べものである。
しかしながら、ビタミンB6によく似た物質を含むので、過剰に摂取するとビタミンB6欠乏症と似た中毒症状(頭痛・吐き気・嘔吐)を起こすことがあり、場合によっては死に至る危険もあるため、どんなに美味しくても、大人の場合は10粒未満、子どもの場合は5粒未満程度にとどめておきたい。
妊娠中の女性の場合は早産の危険性もあると言われているため、摂取自体を控えたほうがよいだろう。
その他、栗などにもいえることではあるが、考えなしにレンジなどに入れて加熱すると、機材の中で弾けるなどのトラブルが起き得る。
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