グランド・セフト・オート・バイスシティ・ストーリーズ(Grand Theft Auto: Vice City Stories)とは、アメリカの「Rockstar Games」が販売しているクライムアクションゲームである。略称はGTAVCS、VCS。
概要
舞台は1984年のバイスシティ(時系列的にはGTAVCの2年前に当たる)。陸軍に入隊したヴィクター・ヴァンスは上官・マルチネス軍曹の陰謀により除隊されてしまう。生きる為、家族を養う為に様々なミッションを遂行していく。
GTALCSに続き、PSPでリリースされたGTAシリーズ2作目(後にPS2版も発売された)。操作等の大まかなシステムは前作『GTALCS』から引き継ぐ形となっている。日本版では各種残虐表現が規制されたり、発砲するだけで指名手配度が上昇するといった変更点があったり、ガレージに保存しておいた車両が消えたりするなどのバグが在る。ちなみにヴィクターは妻帯者で元軍人だけあり、GTAシリーズの中でもかなり人間性が高い主人公として評価されているとか(メインミッション参照)。
以下、本作における変更点や新要素を挙げる。
乗り物関係
新しくヘリコプターに乗れる様になった(ストーリーミッションやサブミッションでヘリを使用するミッションがある)。
他にも自転車、ホバークラフト、ブルドーザー、水上バイク等に乗る事が可能である。
アクション、武器関係
前作LCSでは泳ぐ事が出来なかったが、本作では可能となっている。
素手での格闘においてはガードや羽交い絞めや首絞め等の掴み技が追加され、GTASAに近くなったと言えよう。
武器は基本的にLCSと同じ様なものが使えるが、新規にイコライザーやスコーピオン(Vz 61)、M249が追加されている。
火炎瓶1発で車両を爆破出来る様になり、使い勝手が良くなっている。
エンパイアビルディング
本作における追加要素の一つ。敵対マフィアのビル物件を奪い取り、新事業を開始する事で資金を稼ぐ事が出来る。
開始できる事業はショバ代取立て、高利貸し、ポン引き、麻薬取引、密輸、強盗の6種類。
それぞれにサブミッションがあり、達成していく事で事業の規模が上がり、収入アップに繋がる。
時々、マフィアが物件を襲撃して来るので防衛する必要がある(防衛に失敗したら物件を失う)。
勢力を拡大する事で、有り余るほどの資金を稼げるので、資金には困らないであろう。
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