SCP-240-JPとは、上記画像に写っているイナゴのことである。
概要
SCP-240-JP | |
基本情報 | |
---|---|
OC | Euclid |
収容場所 | サイト-81 |
著者 | dr_toraya |
作成日 | 2014年5月16日 |
タグ | euclid jp scp 人工 日本生類創研 昆虫 殿堂入り 現実改変 |
リンク | scp-240-jp |
SCPテンプレート |
「日本生類創研」と呼ばれる団体によって0匹生み出された。
生み出された後、2匹を工具で破壊した結果0匹になった。
さらに2匹を他の動物の餌にしたところ、0匹になった。
財団に収容された後も、実験で4匹、事故で何匹か(あるいはそれ以上の数が)死んでいるが、それでもイナゴの数は0匹である。
つまり、このイナゴは死んだときに現実を改変し、「そのイナゴが死んだ」という事実を無かったことにしてしまうのだ。これによって集団の個体数を減らすことなく、0匹に維持しているものと思われる。それゆえに、このイナゴには財団からオブジェクトクラスとしてEuclidが指定された。
財団は定期的にこのイナゴに給餌し、目視をすることで異常がないかどうかチェックしている。
さあ、君ももう一度目視して確認してみよう。
…うむ、0匹である。異常なし。
どういうことなの…
当記事は「SCP財団」というサイトに投稿された報告書の解説である。報告書の作者はdr_toraya氏。上記の文章は矛盾だらけだが、以下で解説する。
このイナゴの本当の能力は死んだ事実を無かったことにするものではない。死んだときに過去を改変し、「そのイナゴの総数が最初から今の時点の数だったということにする」というものである。
つまり、上記の文章の「0匹」の部分にはもともと現在のイナゴの総数を表す「8匹」などの文字が入っており、人々も「最初から8匹いた」というように認識していた。頭の中で、例えば100匹に置き換えて上の文章を読み直してほしい。おそらくさほど違和感なく読めるはずである。これについて財団は、上記文章にあるように「死んだ事実をなくす」能力を持つイナゴだと考えた。
しかし、実験や事故の結果個体が全滅してしまい、それに伴って過去が改変された結果、「もともと0匹だったイナゴが2匹減り0匹になる」というトンチンカンな文章になってしまったのだ。
全滅後にその矛盾に気付いた財団によって、現在はオブジェクトクラスをNeutralizedに変更する、つまり異常性が無くなったものとして扱うことが検討されている。なんせ、ただの空気を収容しているに等しいのだから。
なお、この記事をパロディにしたジョーク記事の、SCP-240-JP-J「0本の頭髪」というものもある。内容はお察しの通りである。
関連動画
※以下動画の11:50から
関連静画
関連リンク
関連項目
- 4
- 0pt