DMC-GH2とは、Panasonicが製造販売するデジタル一眼カメラ(ミラーレス)である。同社のデジカメブランドLUMIXシリーズの1つ。2010年10月発売。
概要
2009年4月に登場した「ムービー一眼」のDMC-GH1の後継機として2010年10月29日に発売。
先代のDMC-GH1の性能を継承しつつ、動画性能の向上(AVCHD規格のFullHD動画対応だが、13MBpsと17Mbpsの選択が可能。またセンサー出力が60i対応となった他、25pのシネマモードも用意)に加えてバリアングル液晶ではタッチパネルに対応。画質の要となるLiveMOSセンサーは1605万画素(DMC-GH1は1205万画素)に向上し、レンズとの対応次第だがAF動作が最速0.1秒と高速な反応を示す他、連写も5コマ/秒とあらゆる面で先代からの性能向上を果たしている。
記録メディアもSD/SDHCカードに加え、32GB以上をサポートするSDXCカードにも対応。取扱説明書のAVCHD動画撮影では「連続で13時間3分20秒まで撮影可能」と記載がある。これは2011年6月現在で一般に市販されている64GB SDXCカードでも11時間1分(60iのFullHDで13MBps設定時)であるため、少なくとも64GBまでのSDXCカード以下ならばカードの容量一杯に連続動画撮影が事実上可能なことを示している。
この動画撮影機能は昨今の一眼レフデジカメでもFullHD/HD規格の動画撮影をサポートしているが、APS-Cサイズのセンサーが出す熱問題や転送レートの高さ、動画フォーマット(大抵はQuickTime mov形式)に伴う2GB容量の壁などがあって連続撮影はできず、これが本機種の大きなアドバンテージとなっている。
動画撮影はAVCHD規格だけでなく、PC編集での負荷のハードルを下げたMothonJPEG形式もサポート(DMC-GH1を始めLUMIXシリーズの動画撮影はMothonJPEG形式を第一に採用している)しているが、この場合は前述の一眼レフデジカメ同様に2GBまでしか連続動画撮影が出来ない。最近のPCはCPU能力の向上に加えて動画編集ソフトの高機能化により、AVCHD規格の生動画を編集可能なレベルに到達しつつあるが、この辺は手持ちのマシンの相性次第という所だろう。
SDXCカード対応でも高速転送規格である「UHS-I」まではサポートしていないため、前述の連写もカード次第だがclass10レベルのSDHCカードでも10枚連写した程度で息切れすることもある。
余談だか、オプションで発売されている3Dレンズにて3D撮影(写真のみ)が可能となっている。対応レンズはマイクロフォーサーズ規格に対応(アダプタ等で各社レンズに対応するが、一部を除きAFが機能しなくなるのはDMC-GH1と同じ)
関連動画
ビデオカメラより高画質ということもあるせいか、車載動画を中心とした動画が投稿されている。
関連商品
関連項目
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