Hungry Spiderとは、槇原敬之のシングル曲のことである。日本テレビドラマ「ラビリンス」主題歌。
概要
1999年6月2日にリリース。発売元はSME Records。
蜘蛛が美しい蝶に恋をするという内容の歌詞。この曲におけるテーマはその当時槇原が考えていた「本能」と「理性」について(Best LOVEでの本人の発言より)
英文曲である「Secret Heaven」「COWBOY」を除けば、槇原にとっては初の12cmCDでのシングルリリースとなる。初回限定盤は歌詞カードが絵本になっている(絵:榊原直樹)
CDの中には他に「雷が鳴る前に」のアンサーソングとなる「この傘をたためば」、Hungry Spiderを全文英訳した「Hungry Spider~English Version~」(英訳:セイン・カミュ)、「Hungry Spider~Backing Track~」が収録されている。
週間オリコン5位を記録するなど、大ヒットを記録したが、のちに槇原が覚せい剤取締法違反で逮捕されてしまった為、各店舗から回収されてしまうこととなる。
槇原の曲の中においてはかなり異質な、ミステリアスな曲調や歌詞であり、PVも女性に歌詞の様子を紙芝居にしたものを披露した後近づこうとした槇原を女性が拳銃で撃ちぬくと言うこれまたハードな出来に仕上がっている。
これに前述の覚醒剤の逮捕報道が重なったため、この曲は薬物に影響されて出来上がったのではないかと、各所で話題になったが、実際のところは曲が怪しげなのはスタッフの意向によるものに過ぎない。
また槇原のベストアルバム「Best LOVE」によると、依頼したスタッフからは「いつもとは違う槇原敬之の曲を聴きたい」として「僕」や「君」ではなく「俺」や「お前」という表現を使ってほしいと依頼されたそうである。しかし、村上春樹を敬愛する槇原にとって「僕」や「君」を外すことが出来なかった(その割には「まだ生きてるよ」や「印度式」で「俺」という言葉を使っていたりするが)為、考えた末に、1人称や2人称に捉われない歌詞作りを心掛けた、との事。
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関連項目
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