not for meとは、「私向きではない」「自分には合わない」ことを示す言葉である。
曖昧さ回避
- 登坂広臣の楽曲。
概要
自分が楽しめなかった作品に対して「クソ」と言うと、「他の人も低い評価をするような作品だ」という意味で解されることがある。これに対し、「not for me」は視点が「私」に限定されている。なぜ他の人がその作品を好むのかという点は理解しつつも、それでも「自分には合わない」ことを示す言葉として使われることが多い。
また、単に「嫌い」「面白くない」と書くよりも角が立たない、決めつけている感じがしないともされている。
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https://twitter.com/kdrk0216/status/875826074130579456
一般的な英語としても使用されるほか、Twitter(現:X)の日本語投稿を見ると、以下に述べるように2010年代前半ごろにボードゲームファンを中心に使われていた。2015年ごろから「海外に『not for me』という言葉がある」と話題となり、様々なところで使われるようになった。
日本での広まり
「not for me」は、Twitter(現:X)の日本語投稿を調べると、主に2010年代前半以降にボードゲームファンの間で使われている。2011年ごろから、シミーズ氏を中心にツイートが多い(参考)。
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https://twitter.com/unjyoukairou/status/215066450434592768
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https://twitter.com/M__3/status/385712262771535873
2014~2015年以降には、後述する英語圏での使用を話題とした人気ツイートが生まれ、ボードゲーム以外のところでも使われるようになった。ただし、「海外ではクソゲーのことをnot for meと呼ぶ」という誤解も生まれてしまった(詳しくは後述)。
外国ではゲームに対する「芳しくない」評価に用いる言葉として「Not for me」(私向けでは無かった)という表現が使われると聴いたことがあるね
自分の中ではあまり楽しめなかったけど、これを好きだと感じる人もいるかも知れないからクソゲーと一蹴せずにそう言うのだそうな
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https://twitter.com/FakeFalcon/status/623658876118806528
英語圏での使用
「not for me」は一般的な英語としても以前から使われている(参考:Twitter)。Weblio英語表現辞典にも載っており、「It's not for me」で「遠慮します」「結構です」の意味となる。
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https://twitter.com/nabechiy0/status/1088002166323740673
なお、「海外の『クソゲー』に当たる表現は『not for me』である」とまで言われることがあるが、これは誤りである。あくまで「『not for me』と表現することもある」程度であり、「I hate it」「shitty game」という言葉も存在する。この点に関してはあまり日本と変わらないと思われる。
関連リンク
関連項目
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