SCP-2032-JPとは、シェアワールド創作作品群『SCP Foundation』のオブジェクトである。
概要
SCP-2032-JP | |
基本情報 | |
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OC | Keter |
収容場所 | 存在しない |
著者 | Muttei_JP |
作成日 | 2020年7月27日 |
タグ | jp keter scp |
リンク | SCP-2032-JP |
SCPテンプレート |
記事を開くと、アイテム番号とオブジェクトクラス、そして三行の特別収容プロトコルが書かれている。
特別収容プロトコル: このファイルへのアクセスは禁止されています。
作業を中止し、速やかにファイルを閉じてください。
特別収容プロトコルは、いかなる理由があろうとも遵守されなければなりません。
どんなオブジェクトだろうと思って開いた財団職員からすれば、まさかのアクセス禁止に面食らうだろう。記事のアクセス禁止はこれに限ったものでもないが、基本的に記事の一部にのみ制限がかけられている上、セキュリティクリアランスが一定以上であれば閲覧可能な場合がほとんどだからである。
ここで書かれている通りファイルを閉じても良いが、ファイルはさらに下へと続いており、スクロールする人がほとんどだろう。下にはメッセージが格納されており、開くと以下のメッセージが表示される。
新職員の皆さん、採用おめでとうございます。
残念なことに、あなた達は早くも取り返しのつかない過ちを犯してしまいました。
何故あなたたちは、この文章を読んでいるのでしょうか?
恐らく研修の一環として、いくつかのオブジェクトの報告書を読むように指示されたのでしょう。
そして、必ず最後にSCP-2032-JPの報告書に目を通すように言われたのではありませんか?我々の職務を遂行するためには、様々な能力や要素が必要となります。冷静さや注意深さもその中の一つですが、今のあなたたちにはそれが欠けていると言って良いでしょう。このメッセージを読んでいる事が、それを証明しています。
SCP-2032-JPはそもそも存在せず、新規採用職員向けの研修プログラムだった。冒頭に書かれていた文章は、新人が特別収容プロトコルを遵守するかテストしていたのである。守れなかった人はくどくどとお叱りを受けることになり、特別収容プロトコルの大切さを教え込まれるといった仕組みである。
これを読んで反省する人もいるだろうが、この記事の最下部にはもう一つメッセージが残されている。我慢できず開いてしまった職員には以下のメッセージが表示される。
これを見た職員は反省文も追加で提出してください。
……言いたいことは分かるが、なんとも意地の悪いファイルである。
でもよく見ると上のメッセージを開いたときに[追加プロトコル:最下部のメッセージは閲覧が禁止されています。]と表示されており、ちゃんと報告書を読んでいれば回避ができたはずなのである。新人職員は字が読めない
こぼれ話
このページのディスカッションを見れば分かる通り、投稿されるやいなや、この記事の内容を巡って大論争が勃発。「ジョークやTaleならともかく、正規ナンバーにあるのは合わない」といった否定的な意見もあれば、「記事の趣旨からして、正規ナンバーに存在するのはむしろ自然だ」といった肯定的な意見もあり、評価は真っ二つに分かれた。投稿直後のレーティングは削除基準の近くをうろうろし、しばらくはいつ消されてもおかしくない状況が続いていた。
ニコニコ動画等に解説動画が投稿された頃からUV数が大幅に増え、現在のレーティングは+100以上と安定している。
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関連項目
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