TNGAとは、トヨタ自動車のクルマづくりにおける取り組みの総称である。決してTENGAではない。
概要
TNGA=Toyota New Global Architecture(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の略。
クルマの体幹を鍛え上げ、性能を追及する、”いいクルマ”を生み出すためのトヨタの新しい挑戦。
2015年に発表された新型プリウスから採用された。
下記の5つの領域を進化させ、「走る、曲がる、止まる」といった基本性能にこだわって10年先も先頭を走るクルマづくりを追求する。
01.走りの質感を追求し、誰もが運転しやすいクルマをつくる。
02.快適性を高め、ずっと乗っていたい居心地の良さを実現する。
03.使い勝手が良い、優れた道具としての基準を満たす。
04.「欲しい」に値する理想的なスタイルで、所有する誇りを満たす。
05.より良い社会に向けて世界TOPレベルの安全性能を目指す。
TNGAによる開発では基本性能が高いので、クルマづくりの責任者であるチーフエンジニアが走りのチューニングや魅力あるデザインなどに注力できる。
「数値化できない感性的な価値」にまで徹底的にこだわることが可能になる。
読み方について
TNGAは構想発表時からしばしば読み方が論争になってきた。というのも大半の人々が「テンガ」と呼ぶようになってしまったためである。トヨタの販売員などは「トンガ」と呼ぶことが多いが、TENGAの知名度が高くなった現在では「テンガ」と呼ばれる頻度は以前に増して多くなってきている。実際のところ正しい読み方はどっちなんだろうか。
TNGAを採用した車種
2015年のプリウスを皮切りに、モデルチェンジした新型車は基本的にTNGAシャーシになっている。なお、Aセグメントや軽自動車はダイハツ主導の「DNGA」シャーシを採用している。決してDENMAではない。
関連動画
関連項目
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