V-Sido(ブシドー)とは、吉崎 航氏が開発した、人型ロボットの動作制御を行うためのソフトウェア。
概要
V-Sidoとは、マウスによるロボットの操作が可能であり、無重力教示と名付けられた姿勢保持が可能な物理モデルにより、関節が軽やかに動作・保持可能でありながらロボットの自立が可能であるという前代未聞のシステムを有しており、卵を腕に乗せたまま落とさずに動作可能なほど安定したオートバランサー、頭部認識によって視野や視点を変化させるGUIといった画期的でかつユーザーが簡単に操作できるロボット制御用のソフトウェアである。[1][2]
2009年度上期未踏IT人材発掘・育成事業において「人型ロボットのための演技指導ソフト」として採択された。[3]
2011年1月にアップロードされた動画では、Kinectを利用することによって、操縦者の動作をオートバランサで制御しつつロボットに反映し、機体に内蔵されたカメラを操縦者の頭部の動きと一体化することで「自分がロボになった感じ」を得られるという、さらに進化した様子を見ることができる。
吉崎氏は2013年2月に株式会社V-Sidoを設立している。[4]ほか、ソフトバンクのグループ会社「アスラテック」のチーフロボットクリエイターとしても活動している。[5]
関連動画
報道記事
- #9 吉崎航氏 感覚的に操作できるロボットを作りたい! Techzine.jp 2010.10.18
- 【森山和道の「ヒトと機械の境界面」】ロボットを人に似せる意味は何か ~ヒューマノイドロボットのデザイン - PC Watch 2013.11.18
- ロボット操作を誰でも簡単に──制御システム「V-Sido」に込めた思い | fabcross 2014.5.19
- ソフトバンクはロボットに本気、制御ソフト「V-Sido OS」発表 ASCII.jp 2014.6.11
外部リンク・関連項目
- V-Sido (株式会社V-Sido)
- ヒューマノイドのための演技指導ソフト「V-Sido」(吉崎氏の個人サイト)
- CLOTHO(開発者のブログ)
- アスラテック株式会社(2013年7月創業、SBメディアホールディングス株式会社の100%子会社)
- クラタス
脚注
- *V-Sidoホームページ
- *Tech-Wave.jp 10/06/14 湯川氏の記事
- *http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2009/2009_1/hontai/gaiyou/fa-3.html
- *ロボット操作を誰でも簡単に──制御システム「V-Sido」に込めた思い | fabcross 2014.5.19
- *ロボット開発の分業化・効率化を目指す:ソフトバンクのロボット事業、本命は「Pepper」ではなく「V-Sido OS」か!? (1/4) - MONOist(モノイスト)2014.6.12
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