あったか〜い・つめた〜いとは、温かい(暖かい)ものと冷たいものをゆるい雰囲気で表す言葉である。
特に、自動販売機で温かい飲み物か冷たい飲み物か書かれた表示を指す。
ボタンの上、商品表示の下に、値札と一緒に書かれていることが多い。概ね「つめた~い」の方が多く、「あったか~い」は多くても全体の3分の1程度であることが多い。ペットボトル・缶の場合、あったか~いは55℃程度、つめた~いは5℃程度の飲み物である。
一年を通じて「あったか~い」「つめた~い」の比率が変わらない自動販売機もあるが、夏になると「つめた~い」のみの自動販売機が多くなる。逆に冬は「あったか~い」の入った自動販売機が多くなり、「つめた~い」のみの自動販売機はあまり見られなくなる(ただし、冬でも比較的暖かい沖縄では「つめた~い」のみの自動販売機もかなり残る)。
炭酸飲料やジュース(ホットレモン除く)の場合はほぼすべてと言っていいほど「つめた~い」となる。また、500ml程度のペットボトルの場合はつめた~いになることが多い。あったか~いになるのは缶コーヒーや250ml程度のペットボトルの茶・コーヒー飲料、おしるこやコーンスープ系、ホットレモン系などに限られる。なお、菓子等の場合は特に表記されないことが多い。
必ずしも「あったか~い」「つめた~い」という表記に限定されているわけではなく、以下のような表記もある。
JR東日本の自動販売機「acure」などで、「🔥(炎のマーク)」「❄(雪の結晶のマーク)」等とシンプルに表される例もある。
日本自動販売システム機械工業会のガイドラインのうえでは「あったか~い・つめた~い」と「あたたかい・つめたい」の表記を想定しているが、特に絶対守らなければならないというわけではない。
なお、ひらがなになっている理由は子供でも読めるようにするためと推測されているが、波ダッシュ「~」を使った「あったか~い」「つめた~い」の表記が生まれた経緯は不明である。1970年代に温かい飲み物を扱う自動販売機が登場した時には「あたたかいお飲物」という表記だったが、同年代には既に「つめた~いお飲物」という表記も出現している。
豊橋鉄道の大清水駅など、ごくまれにぬるい温度の飲み物を売るところもある。ぬるい飲み物専用の表記がメーカー側で用意されていないため、大清水駅の場合はテプラで「ぬる~い」等と表記されていた(時期により変化していた)。残念ながら大清水駅のぬる~いの自動販売機は2017年ごろ撤去されている。
近年ではメーカーの取り組みの結果、おなかを冷やしやすい人向けに、常温の飲み物を売る自動販売機も全国的に増えてきている。この表記は「ちょうどい~い」とか「ふっつ~う」とか「常温だ~い」とかではなく、「常温」に統一されている。
※例外として、南阿蘇鉄道の阿蘇下田城駅に阿蘇カラクリ研究所が設置した「好きなの買えない自販機」には「じょうお~ん」と書かれている。
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最終更新:2025/12/06(土) 06:00
最終更新:2025/12/06(土) 06:00
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