し~め~き~り~とは、一部鉄道会社(主に名鉄・西鉄)に於いて見ることの出来るドア扱いのことである。
殆どの会社ではこの締切のことを「ドアカット」という。意味はほとんど同じ。
通常、列車は停車駅に於いて、全てのドアを開けて(地方鉄道のワンマン列車や冬場の豪雪地帯等に於ける半自動扉など、一部例外も見られる)、乗客の乗降を行うのが基本であるが、一部路線のごく一部の駅では、駅の設備と停車する列車の両数が合わない事がある。
その為、こうした駅に於いてドア扱いをする場合、誤ったドア扱いによる乗客の転落等の事故が発生しない様、ホームに掛からない車両の扉は、開かない様にしなければならない。これが『し~め~き~り~』である。
『し~め~き~り~』が成立する条件は、
1:駅の設備と停車する列車の両数が合わず 且つ 2:車掌スイッチに特殊な仕様が用いられている場合
であり、この条件に該当する駅や列車を擁する鉄道会社で採用されている車掌スイッチには、専用の締め切り操作スイッチがあったり(名鉄)、『此の戸』『他の戸』等の標記(西鉄)がある。これによって、『し~め~き~り~』をするべき扉を明確にし、誤操作による事故を防ぐ取り組みが行われている。なお、名鉄の一部区間に於いては、締め切りを行うべき駅がカーブの途中などにあり、乗務員室から安全を確認出来ない場合は、中間車に設けられた車掌スイッチを用いて取り扱う(所謂『中間ドア扱い』である)。
ちなみに、関東で『し~め~き~り~』の有名どころと言えば、高架化前の京急梅屋敷駅であり、その様は、まるで車掌がお立ち台に立ってのオン・ステージだったとも言われている。『蒲田要塞』こと京急蒲田駅の高架化事業に伴い、梅屋敷駅もお立ち台の部分が高架化された為、今となっては『車掌さんオン・ステージ』を見る事は叶わなくなったが、見る者(特に一部の大きなお友達)にはさぞ鮮烈な印象を与えたことであろう。
この他にはJR横須賀線の田浦駅、東急大井町線の九品仏駅や江ノ島電鉄線の腰越駅などにおいても見られる。
大井町線においては締切操作は基本的にスイッチを操作せずとも自動で行われる。
『し~め~き~り~』が初めて世に出た作品(←当初 「改正」版→)
掲示板
21 ななしのよっしん
2015/12/23(水) 19:33:23 ID: rAWdbizILy
なお国鉄時代は、無造作にドア開けておいても許された模様
中央本線の東塩尻信号場なんか、1両分しかホーム無いのに全車両のドアを開けていた。
天北線などでもホームにかからない急行「天北」のドアを普通に開けていたらしい。
昭和末までは、旧型客車という開けっ放し車が走ってたから許されたのか。
22 ななしのよっしん
2024/10/17(木) 17:15:16 ID: dLgkLfprTC
本場の名鉄もダイヤ改正による運用変更でだいぶ締切減ってるな 有名な774も無くなって本線だとやらなくなったし
23 ななしのよっしん
2024/11/29(金) 21:17:28 ID: rRL182FVtk
>>22 後続の急行と運用を入れ替えて中部国際空港行きになったんだっけ
入れ替え先の一宮発急行は6両だから4駅連続締め切りも消滅、792レの各務原線5駅締め切りも系統分断で勿論消滅
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最終更新:2025/12/15(月) 11:00
最終更新:2025/12/15(月) 10:00
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