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その男、凶暴につきとは、北野武監督・主演の映画作品である。 概要1989年公開。 当初は、深作欣二監督・ビートたけし主演のアクション映画という企画で、『第三の男』のようなフィルム・ノワール的虚無感と、深作の暴力描写・アクションを組み合わせた映画になる予定だった。 処女作でありながら、台詞を極限まで少なくし、乾ききった暴力に満ちた冷たい世界を描き出す北野の作風は、既に存分に発揮されている。 暴力を撮るという共通の特技を持ちながら、台詞が極限まで少なく、カメラワークも非常に静穏と、深作とはまるで逆の作風を持つ北野の監督就任は、脚本にも大幅な改訂を要求することになった。結果として、せっかく書いた台詞を削られまくった脚本担当の野沢尚が激怒するほどの事態にまで発展した。 音楽担当は久米大作。彼が北野映画に関わったのはこれが最初で最後である。 ペイラインは難なく突破したため、北野の次回作がまもなく企画された。 物語首都圏のとある街。 我妻は上からは問題児扱いされていたが、同僚達からは理解を得ていた。 そんな中、港で、麻薬の売人の遺体が見つかる。我妻は菊池とともに、容赦のない暴力によって麻薬密売の実態を暴いて行く。その向こうには、大実業家・仁藤と、彼の操る殺し屋・清弘の影があった。そして、あってはならないはずの、警察と密売組織の癒着も……。 関連動画関連商品関連項目 |
掲示板
20 ななしのよっしん
2019/06/22(土) 09:46:54 ID: te0rZ01Zk4
>>16
主人公の立ち位置はダーティ・ハリーに似ているけど、
ダーティ・ハリーはアンチヒーローを描いたエンタメで
その男は主人公がアンチヒーローですらないバイオレンス映画だから結構明確な違いがある。
その男は主人公の失態もかなり多いしね。
21 ななしのよっしん
2023/09/02(土) 16:54:46 ID: 3wYBSr9bpL
全編暴力的なのに台詞回しが重くなり過ぎない程度にコミカルだったりバランス感覚が素晴らしかった
今でも語り継がれる理由が分かる
最後我妻が妹を撃つのもある種のカタルシスを感じた
ラストシーン前の菊地が歩いている場面は序盤で我妻が歩いていたのと同じ橋だから僕は馬鹿じゃないと言いながら結局岩城あるいは我妻のような道を行くという暗示なのかな
22 ななしのよっしん
2025/03/03(月) 23:19:31 ID: /ybV8nIb39
暴力に、なにか信念や背景があるではない
語られない
どいつもこいつも箍が外れていた
という情報しか提示されない
本当に独特
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最終更新:2025/12/06(土) 15:00
最終更新:2025/12/06(土) 14:00
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