わくわくアーゼウスとは、遊戯王OCGで稀によくある現象である。
2020年8月8日発売の「PHANTOM RAGE」で登場した機械族のエクシーズモンスター「天霆號アーゼウス」は、どんなエクシーズモンスターにも重ねて召喚可能な汎用性と強烈な全体除去能力から、実装から現在に至るまでカテゴリ問わず多くのデッキに採用されるカードである。
アーゼウスの登場で実質的に全てのエクシーズが強化されたと言っても過言ではないが、フィニッシャーに欠けるカテゴリは特に受けた恩恵が強かった。その中でも「メルフィー」は優秀な妨害戦術を持ちながらも火力と除去能力の低さに悩まされるカテゴリであったが、同パックで実装された「わくわくメルフィーズ」は自身含む「メルフィー」を直接攻撃可能にする効果を持ち、相手モンスターとの攻撃力差で自壊するリスクを抑えてアーゼウスを召喚することが可能。
実用性もさることながらイラストの落差も凄まじい。ゆるふわ可愛い「わくわくメルフィーズ」からガチロボットの「天霆號アーゼウス」に繋ぎフィールドが更地になる流れは多くの決闘者に衝撃を与えコラ画像が量産される事態になった。現在では「メルフィーとアーゼウスはお友達」「メルフィーの最終形態はアーゼウス」「アーゼウスの動力源はメルフィーの魂」という見解が当然のように決闘者間で浸透している。
ただし、わくわくアーゼウスの強さはガチではなくあくまでネタとしての見方も強い。「わくわくメルフィーズ」とは相性が良い面もあるが、「メルフィー」のカテゴリ全体とアーゼウスの相性の良さは実際そこまでのものではなく、アーゼウスの全体除去で自分の盤面も崩れるため一歩間違えば敗北に直結することもしばしば。「メルフィー」で強くなりたいのであればエクシーズ先はアタッカーの「わくわくメルフィーズ」よりサーチ効果を持つ「森のメルフィーズ」の方が重要。除去やフィニッシャーが物足りなければ種族シナジーがある「鉄獣戦線」辺りを混ぜてシュライグを召喚したり、火力不足を逆手に取って「獣王アルファ」に登場願うのも悪くない。いずれにせよ「メルフィー」の雰囲気とは正反対の連中が出てくるのはご愛嬌。
偶然か否か「PHANTOM RAGE」の「わくわくメルフィーズ」「天霆號アーゼウス」はカード番号も隣同士である。狙ってやっただろKONAMI。
『遊戯王マスターデュエル』では「わくわくメルフィーズ」「天霆號アーゼウス」両者共に召喚演出持ちである。復帰勢や初心者も多い中、わくわくアーゼウスに遭遇しなぁにこれぇとなった決闘者も少なくない。
遊戯王OCG25周年を記念して作られた特別映像「Yu-Gi-Oh! CARD GAME THE CHRONICLES
」では、OCGの様々なモンスター達がアニメ化されたが、その中でメルフィーの映像が流れた直後に「天霆號アーゼウス」が登場しており、公式からもネタとして認知されているようである。
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最終更新:2025/12/11(木) 18:00
最終更新:2025/12/11(木) 18:00
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